日本型シェアードサービスの再生と進化
2012年3月初版発行「異質の知」との融合でSSC は変わる
概 要
今日の日本企業にとって、経営のグローバル化を支える効率的なバックオフィス基盤を整備することは大きな課題となっています。こうした中で、シェアードサービスが再び注目されています。
日本企業におけるシェアードサービスの導入は進んでいますが、多くの企業が導入効果は不十分であると認識しています。このままでは、間接業務コストの高止まりを招くだけでなく、バックオフィスが成長の足かせになることも懸念されます。今こそ、シェアードサービスの再生と進化が求められています。
そこで、アビームコンサルティングは、シェアードサービスを導入している連結売上高1,000億円以上または従業員数2,000人以上の東証一部上場企業を中心とする本社経営企画担当責任者、シェアードサービス主管部門責任者、シェアードサービス担当責任者を対象にアンケート調査とインタビュー調査を実施し、シェアードサービスの目的と効果、施策、今後の方向性を明らかにしました。
その上で、「異質の知」との融合によるシェアードサービス再生と、ワールドクラスの効率化を実現するために目指す「あるべき姿」について考察しています。
本レポートは、2005 年発行のリサーチレポート、『日本型シェアードサービスの成功要因』の続編になります。
ご興味のある方は、右下の「詳しい内容」から、当リサーチレポートをダウンロードしてください。
目 次
はじめに
サマリー
1 間接部門改革の必要性
1-1 激変する経営環境
1-2 間接業務コストが相対的に高い日本企業
1-3 欧米企業の間接部門改革
1-4 シェアードサービスの再生と進化が鍵
2 シェアードサービスの現状と今後~アンケート調査結果
2-1 調査の概要
2-2 シェアードサービスの導入状況
2-3 シェアードサービスの目的と達成状況
2-4 目的達成のために重視した施策
2-5 シェアードサービスの今後の方向性
2-6 アンケート調査結果のまとめ
3 「異質の知」との融合によるSSC 再生
3-1 標準化・共通化の重要性
3-2 標準化・共通化の徹底を阻む3 つの壁
3-3 「異質の知」の活用で壁を乗り越える
4 日本型シェアードサービスのさらなる進化
4-1 シェアードサービスの2 つの「あるべき姿」
4-2 オペレーショナル・エクセレンスの実現
4-3 シェアードサービスのグローバル展開
5 ワールドクラスの効率化に向けた改革アプローチ
5-1 心:経営トップのリーダーシップ
5-2 技:能力・スキルの獲得
5-3 体:改革し続ける文化の定着
付属資料:調査結果
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