本連載は、ニューノーマル時代のサプライチェーンマネジメント(SCM)とは何かについて、前半はリスクの再拡大や非常時に備えどのようにレジリエンスを高めるのか、そのために、可視化・多重化・機動化するSCMについて解説する。後半は先端デジタル技術を活用することで各業務のオペレーションのリスクを抑えつつ、同時に業務自体も高度化するSCMの可能性について解説する。第2回は、前回のサプライチェーンリスクの可視化に続き、リスクへの対策の次のステップとして、サプライチェーンネットワークの多重化について取り上げる。