サステナビリティ経営

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企業価値向上のメカニズムを知り、財務・非財務の持続的な成長を実現する本質的なサステナビリティ経営

企業が持続的な成長を遂げ、価値創造を実現するには、足元の「稼ぐ力」を高め実績を出しながら将来の「成長期待」を醸成し、企業価値全体を高めることが重要です。そのためには、財務資本・非財務資本を表裏一体として捉え、戦略的な資本投下と成果測定を繰り返す企業運営が必要です。

非財務情報は将来財務を担う重要な示唆情報となり得ます。足元の実績を財務情報で捉え打ち手を講じながら、将来の事業シナリオに沿った非財務資本の管理を進め、ステークホルダーとの対話により評価向上を促す。このストーリーの実現こそ、持続的な価値創造経営です。

財務と非財務は表裏一体。本質的な価値創造ドライバーを知る

財務資本・非財務資本を表裏一体として捉え、持続的な企業成長を遂げるには、中長期視点とステークホルダー視点は欠かせない要素です。中長期的な時間軸の中でステークホルダーが重視する視点を徹底的に把握し、企業として本質的に注視すべき要素を認識する必要があります。これは決して表面的で定性的な価値創造プロセスを備える、価値測定にそぐわないKPI/KGIを設定し管理するということではありません。

あらゆるステークホルダーと、ビジネスモデルや事業戦略を正しく理解し合い、創出する価値を増大するための「価値創造ドライバー」となる定量的要素を明確に定め、それを押し上げる施策にコミットし実績を報告する。このサイクルを企業運営に織り込み、実現することが重要になります。

アジェンダ

社会変革をアクセラレートする事業変革とケイパビリティ整備

サステナビリティ経営は事業変革を通じて達成されるものです。そのため、事業と連動しない総花的なマテリアリティでは、経営の質が疑われます。

社会における自社の存在意義を再確認し、その意義で社会変革を実現するために事業ポートフォリオを組み替えビジネスモデルを変革することが、価値創出経営の第一歩です。そのうえで、事業戦略遂行に貢献できる組織・人材・知財ポートフォリオなどの整備を通じ、自社のケイパビリティを高め事業変革を推進していく必要があります。

これらのアプローチを個別のアクションとして推進するのではなく、価値創出経営のための一連のストーリーとして作り上げることが重要です。そして、このストーリーをステークホルダーに訴求し、共感を得て、価値を拡大していくことが企業に求められています。

非財務の価値、非財務から示唆される将来財務を把握

非財務資本投下は、ビジネスモデルに即した事業ポートフォリオ上、直接的にどのような財務価値をどの程度生むのか。もしくは、間接的にどのような価値連鎖を経て最終的な財務価値を創造しているのか。それらは成長期待を醸成し、長期的にどの程度の将来財務を生むのか。

これらの問いに定量的でロジカルな解を持ち、経営管理を遂行し、ステークホルダーとの対話を深めることができているでしょうか。

アビームコンサルティングは、非財務資本投下の企業価値(PBR)への寄与、価値連鎖を生む要素と強弱の検証、資本投下による社会価値の測定、将来財務影響の推定と価値創造ドライバーの特定など、あるべき経営管理を実現するための多種多様な方法論を、豊富な実績とともに保有しています。

業界特性や市場動向、企業のビジネスモデルや事業戦略、ステークホルダーとの関係性などを踏まえ、最適な方法論を選択しながら、創出価値の把握範囲を徐々に拡大しながら経営管理のプロセスに包含していくことが重要です。

将来に向けた企業の「変化」を「根拠」をもって訴求

新たな経営管理を導入するだけでは、企業価値の向上は実現できません。新たな経営管理で浮彫りになった課題、打ち手、その成果やそれによる将来想定シナリオの更新など、多くの「変化」が生まれるはずで、その情報をステークホルダーからの評価に繋げるべく発信する必要があります。

総花的で定性的なものではなく、定量情報を含む「根拠」を持ち、財務・非財務が表裏一体かつ整合性が担保され、実行可能性が見えてこそ成長期待を生み、評価に繋がります。

GX・サーキュラーエコノミー・人的資本/知的資本の増強・社会課題起点での新規事業創出など多様な取り組みの深化を重視し推進しながら、それらの成果の一つとして将来財務への影響や資本収益性を把握し開示すること。これこそが、企業価値向上のメカニズムをステークホルダーと共有し、解明することに繋がると考えます。

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2024.11.15 イベント/セミナー

金融ファクシミリ新聞社セミナー「サステナビリティ規制動向および先進事例を踏まえたサステナビリティ経営のポイント」に登壇

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アプローチ

アビームコンサルティングは、企業の経営変革を通じて、ステークホルダーとの共創(コレクティブ・インパクト)やサステナビリティ経営の実現を支援し、ひいては社会全体の変革に貢献します。

(1)パーパスを明確にしマテリアリティを特定、価値創造ストーリーを通じてステークホルダーとの共感を築く
(2)マテリアリティを意識した既存事業の推進と新規事業の創出
(3)経営変革、事業変革を支える確固たる事業基盤の整備

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