イノベーション創出には、既存の組織から離れた「出島」が大事だと、よく聞くけど一体どのようなものか?と疑問に持つ方も多いかと思います。 歴史的にみれば、出島は鎖国当時、キリスト教の布教活動や貿易を監視するために設けられたものです。貿易活動を通じて自国にないものを取り入れるには、 重要な役割(希少なモノや情報を得るチャネル)を持っていたことは、皆さんもご存じだと思います。
イノベーションの観点から考察すると以下の3つの重要なポイントが挙げられます。
1. 出島は、本国とは異なる制度や文化を維持・管理する(1国2制度)
2. 海外の情報やモノは、相対的に貴重なもので、貴重なモノ・情報が集まる仕掛けを用意する
(外の情報を積極的に集める)
3. 出島を通じて、モノ・情報を行き来させる(相互の連携を図る)