経済価値(事業継続性)・顧客価値・
社会価値向上につながる
サプライチェーン変革の実現を支援
製造DXレポート 第1回 日本のスマートファクトリー現状調査 ~始動10年を目前に見えてきた課題~
経済価値(事業継続性)・顧客価値・
社会価値向上につながる
サプライチェーン変革の実現を支援
これまで多くの企業で取り組まれてきたサプライチェーンマネジメント(SCM)改革は、主に品質・コスト・納期の改善が目的とされ、ビジネスのグローバル規模での拡大・成長を支えるための基盤づくりが中心となっていました。昨今、地政学的なリスクの急速な高まり、顧客ニーズ・ビジネスモデル自体の大きな変化・進化への対応、また、社会や環境に対する企業責任の高まりにともない、企業のサプライチェーンも全社レベルでの経営アジェンダとして、これまでの概念を超えて大きく変わることが求められています。
アビームコンサルティングは、経済価値(事業継続性)・顧客価値・社会価値の向上に向けて、全社レベルでの経営アジェンダとして、企業のサプライチェーン変革を支援します。
急激な変化・リスクに対応したビジネスを止めないサプライチェーンの構築
パンデミックによる世界規模での需給バランスの乱れ、国家間の対立によるサプライチェーンの分断、半導体の調達危機による企業間での奪い合い、コンテナの滞留・不足によるグローバル物流の停滞、突然のサイバー攻撃による工場の稼働停止、自然災害など、企業のサプライチェーンは、過去に経験のないレベルでのリスクに曝されています。その大半が、ある日突然発生し、サプライチェーン全体、企業の事業継続性に大きな影響を与えます。
各企業は、このような急激な変化・リスクにより突如発生する、「買えない、作れない、運べない、売れない」といったサプライチェーン上の致命的なリスクに対して取り組むことが求められています。
サプライチェーンの各機能の稼働状況や在庫をリアルタイムで可視化することに加え、サプライチェーンの多重化・複線化といった既存サプライチェーンに対する抜本的な再編(マルチプラント体制の構築)、および、発生時の迅速な対応・意思決定を可能とする組織改革など、サプライチェーンにおけるレジリエンス力を高めるために必要な施策は、部門レベルを超え、全社レベルの多岐に渡る取り組みへと変化しています。
ビジネスモデルの変化に対応した顧客起点からのサプライチェーンの構築
近年のテクノロジーの進化にともない、企業のビジネスモデルにも大きな変化が発生し、多様な角度から顧客ニーズに応えていくことが求められています。これらの変化に対応するため、企業競争力の源泉としてのサプライチェーンに対しても、より「顧客起点」での変革の必要性が高まっています。
製品・サービス提供形態の変化(サブスクリプション、シェアリング化、サービスビジネスシフト、個客対応シフト)、これらを支えるロジスティクスの変化(マルチチャネル、直販化、カスタム生産体制、個体管理)など、多種多様なビジネスモデルを成立させるためには、既存のサプライチェーン構造を顧客起点で最適化する必要があります。これらは、モノづくりの仕組みや業務プロセスだけではなく、拠点配置・供給網そのものの再設計・再構築まで取り組みとして求められています。
また、大きなビジネストレンドの変化に加え、物量の増加や運転手不足から製品・サービス供給における継続性のリスクも急速に高まりを見せており、顧客起点でのサービスレベルの向上・多様化と、実現性をどう両立していくのかが重要な課題となっています。
社会や環境に対する企業責任に応えるサプライチェーンの構築
近年、社会や環境に対する企業の責任や情報開示を求める声が高まり、自社内のサプライチェーンの範囲だけでなく、川上から川下までの多くの利害関係者との協業を通じて、企業として責任を持ち、社会へ貢献する姿勢が求められています。
これまでの「品質・コスト・納期」の管理に加え、CO2削減、ロス削減といった「環境面」、紛争鉱物や人権侵害リスクへの回避といった「倫理面」の考慮も含め、自社のサプライチェーンがサステナブルであるかという観点を重視していく必要性が高まっています。そのため、企業は、設計開発から生産にわたるモノづくりの全般の見直し、調達・生産・流通過程でのトレーサビリティの構築、リサイクルに対応したリバースサプライチェーンの構築、川上の最上流からの調達プロセスの透明性の確保など、新たな情報の可視化・企業間連携へと取り組みを進めています。
また、サステナブルなサプライチェーンの実現に向けた先行事例として、欧州・自動車業界が先駆けとなる企業間プラットフォーム構築や規制の動きが盛んになっており、各企業はこうした動きとどのように連携・対応していくかが待ったなしの状態となっています。
サプライチェーン、エンジニアリングチェーン領域を熟知した専門家が多くの企業における変革を推進。各業務領域における専門家から抜擢した最適なチーム体制で、クライアントの変革構想から実現まで支援します。
設立以来40年以上にわたって、日本・アジア企業を中心にグローバルサプライチェーン、エンジニアリングチェーンの構築と全世界への展開を支援してきた実績から、独自の先進事例やベンチマーク事例、方法論を保持しています。
目指すべき方向性を描く改革構想だけではなく、経営層を含む利害関係者を強くリードし、ビジネス・業務プロセス・システム変革を実現し、効果創出までやりきるプロフェッショナルとして、クライアントに伴走します。
アビームコンサルティングは、サプライチェーンマネジメントの現場・業務プロセスに寄り添いながら国内外で企業変革に貢献してきた多くの実績を基に、経営アジェンダの“実現”にこだわった一貫したサービスを提供します。
アビーム 需給クラウドサービス
物流センター向けシミュレータ ABeam Cloud® Warehouse Simulator by WITNESS
Source to Pay クラウドプラットフォーム導入・活用支援サービス
SAP S/4HANA® Quick Supplier Portal
Smart Logisticsソリューション 輸配送領域デジタル改革支援サービス
Integrated Business Planning (IBP) 導入支援サービス
WES(倉庫実行システム)を活用した物流センターのDX化支援サービス
Data-driven Process Optimization for Operational Excellence
パナソニック エナジー タイ株式会社
製販在一体のサプライチェーン管理プロセスの確立とサプライチェーン全体での在庫適正化を実現
アルプスアルパイン株式会社
ワンインスタンスのグローバル基幹システム統合を実現 グローバルで統一されたデータ基盤によりDXを推進
株式会社ジェイアール東日本物流
「2024年問題」を見据えた物流ネットワークの再編構想およびデータドリブンな物流企画プロセス構築の支援
味の素食品株式会社
デジタル技術で生産ラインをスマートファクトリー化。業務負荷軽減と改善スピードの向上でオペレーション改革
総合スーパー様(BtoC)
ブラックボックス化した物流の改革支援
トステム タイ(TOSTEM THAI CO., LTD.)
プロセスマイニングとサーベイによるデータドリブン課題アセスメント
化学メーカー様
短期間に複雑に変化する市場・社会・技術動向に対し、俊敏かつ柔軟に対応するためのSCM部門設立支援
大手化学メーカー様
AIを活用した調達・購買領域におけるソーシング業務効率化、及び高度化に向けたご支援
精密機器メーカー様(BtoB)
グローバル需給業務の改革支援
輸送用機器メーカー様(BtoB/BtoC)
AI需要予測ツールPoC支援
好侍食品(中国)投資有限公司
「カレーライスを中国の国民食にする。」という目標を掲げて中国事業を拡大。業務の共通化と見える化を指向したSCM業務改革プロジェクトを推進
カゴメ株式会社
業界の10年後を見据え取引制度を抜本改革。販売物流システムも刷新し、需要創造型営業を推進するIT基盤を整備。
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