企業が成長するためには事業を通じて継続的に利益を創出していく必要があり、競争優位性を維持/向上させるためには新規事業の創出が避けては通れない。近年はマシンラーニング(機械学習)をはじめとしたAIに関するテクノロジーが進化し、データ量が増えることでビジネスに活用/応用できる範囲が飛躍的に広がっている。“数年後には多くの企業がAIを活用し、取り組みを進めない企業と圧倒的な差を生む”と予想され、既に市場競争環境において不可欠なものとなりはじめていることに加えて、企業活動に不可欠なデジタルプラットフォーマー提供サービスは既にAI活用が前提となり、顧客の目線は”良い商品/サービスはAIが活用されていて当たり前”という印象を持つ。新規事業検討の場面においても同様の状況であり、AI・データサイエンススキルを持つ人材の参画は不可欠なものとなっていると言える。
一方で、図1の調査結果にある通り、DX推進に関する取組みの障壁において「推進のためのスキルを持った人材を社内で育成できない」が第1位になったように、多くの企業はスキルを持った人材を”育成できていない”と感じている。