最近「ティール組織」という本が書店に並んでいて、手に取って読まれた方もいるかと思います。詳細は書籍に譲ることにしますが、メッセージとしてあるのは、変化の激しい時代において、よりオープンでフラットな多様性を持った組織やチームが強さを発揮するということです。
これまでの組織は、成果の出ているプロセス(明確な正解)を確実に実行するために均質なチームで、変わったことが起きないように管理することが主流でした。しかし、事業開発の取り組みは、前例や正解がなく、決められた方法を実行していけば良いわけではありません。そのため、様々な試行錯誤を繰り返して、未知の領域にある解を見つける必要があります。平均的なパフォーマンスを犠牲にしてもブレイクスルーを生み出すために、チームとしての多様性を担保していくことが重要になります。以前、「イノベーションを成功させるための出島」の中でもご紹介した図表を見られた方もいらっしゃると思います。