アビームコンサルティングは11月29日、主に知的障害のある作家のアートを軸にライセンスビジネスを展開し、国内外から大きな注目を浴びている福祉実験カンパニー「ヘラルボニー」の代表 松田崇弥氏を招き、「アート×ビジネス」をテーマにした対話型イベント「ART MEETS BUSINESS~”異彩が新たな価値を生む?”」を開催した。
不確実性が高く、経営環境が目まぐるしく変化する現代、企業には未来へのビジョンを定め、社会変革につながる新たな価値を発見することが求められている。しかしながら多くの日本企業は、このような探索の経験や機会が少ないのが実情だ。新たな価値を創出するためには、これまでにない視点を持ち、多角的に自社のビジネス、そして社会課題とも向き合っていく必要がある。その起点の一つとなりうるのが、「アート」である。
唯一無二の視点を持ち、常識や固定概念に囚われない“異彩”を放つアートが投げかけてくる”正解のない問い”に向き合うとき、我々は何を発見できるだろうか。そしてそこにビジネスとの関連性を見つけ出し、未来にどのような変革をもたらすことができるのだろうか———企業のCxO層をはじめ数多くのビジネスパーソンが集い、対話し考察していく機会をつくることが、本イベントの目的である。
なお本イベントは、さまざまなステークホルダーとのコラボレーション創出をテーマにした当社オフィスの共創スペース「As One Stage」にて開催し、会場にはヘラルボニー社と契約する作家のアート原画を展示した。“異彩”を放つ数々のアートが並ぶ空間でビジネス、そして未来について考える、「一夜限りの展覧会」となった。