近年、“モビリティ”の概念は、人々の価値観の変化、スマートフォン・アプリの普及、社会課題の多様化、スマートシティ・スーパーシティといった構想の登場などにより、進化してきている。COVID-19の発生によって、さらに環境の変化が加速する中、MaaS(Mobility as a Service)/モビリティサービス事業者には、市場ニーズへの迅速な対応、事業の持続可能性に課題を抱えるケースが見られる。COVID-19発生による市場、関連事業者への影響をとらえた上で、今後、Postコロナに求められる変革を考察する。
(本稿は2020年9月8~10日「MOVE Asia Virtual 2020」での講演「「Mobility Service Transformation in the Post COVID-19」」をもとに再構成しています。)