クラウド

本格的なクラウドリフト／シフトが進む中、クラウドテクノロジーを利用する目的やフォーカスする領域は企業によって異なりますが、単にそのテクノロジーを適用するという観点だけでは真の変革は実現できません。

バックオフィスの効率化、オペレーションモデルの変革、データドリブン経営の実現など、クラウド導入の背景としてビジネス上の目標や優先順位を明確化する必要があります。また、それらに応じてITシステムの将来像はどうあるべきか、既存のITシステムや組織を将来像に向けてどのように遷移させるか、その中でどういったテクノロジーを適用していくか、クライアントの状況や技術動向・種々のクラウドサービスの特性を踏まえ、クラウドのメリットを最大化した「実効性あるクラウドジャーニー」をプランニングすることが肝要です。

種々のクラウドサービスを組み合わせ、特定の業界に特化した機能を提供するクラウドの利用形態が「インダストリークラウド」です。コモディティ化した各業界のプロセスを戦略的にクラウドソーシングすることで、企業は競争優位性を生み出す源泉となりうる仕組みに人材と予算を再集中させ、変革を加速させる有力な選択肢となり得ます。この適切かつ高度な活用には、テクノロジー・サービス・実装でカバーする領域、テクノロジーを適用し俊敏性を活かせる仕組みでビジネスへの直接的な貢献を目指す領域の吟味と、それらを実現するための最適なアーキテクチャを描ききることが要件です。

アビームコンサルティングは、多様な業界・業種へのコンサルティングで培った知見をベースに最新のデジタルテクノロジーを活用して構成されたインダストリークラウド「ABeam Cloud®」を提供しており、これを含む多様な選択肢を適切に組み合わせ戦略的にモダナイゼーションを推進していくことが、迅速な価値創出・向上への現実解です。