これまで本インサイトでご紹介してきた通り、DX推進においては、デジタルを活用することで企業のビジネスモデル・風土などを変革することが重要とされる。このような変革期においては、企業としての変革力が試されることとなる。この点、企業変革力を要素分解して実践可能な構想に落とし込んでいくことが重要となる。
企業変革力を要素分解すると、探知力・実行力・適応力の3つに分解できると考えている。更に、3つの力それぞれが下記の図のように分解できる。
これまで本インサイトでご紹介してきた通り、DX推進においては、デジタルを活用することで企業のビジネスモデル・風土などを変革することが重要とされる。このような変革期においては、企業としての変革力が試されることとなる。この点、企業変革力を要素分解して実践可能な構想に落とし込んでいくことが重要となる。
企業変革力を要素分解すると、探知力・実行力・適応力の3つに分解できると考えている。更に、3つの力それぞれが下記の図のように分解できる。
1.探知力
環境変化の兆候を捉える力
危機意識を高める(演出する)力
2.実行力
迅速かつ柔軟な戦略見直しの力
意思決定するチームを一枚岩にする力
スケーリング・増幅する力
3.適応力
曖昧さ・トライ&エラーを許容するカルチャーの力
評価、人材育成、権限移譲
デジタルに代表される事業環境変化の速さに対応するために、自社の企業変革力の現状の理解が不可欠である。既に企業としての組織能力高度化の取り組みを推進している企業も多いが、企業変革力を最終目的と設定し、個別の取り組みを体系化し磨きこむことが重要ではないだろうか。その際には、これまで本インサイトでご紹介してきたテーマごとの観点やメソッドをぜひ参考にしていただきたい。
菅田 一基
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