メディア

コンテンツ消費におけるデジタル化／モバイル化の加速は、新聞・テレビ離れや4マス広告縮小を深刻化させており、メディア業界は大きなパラダイムシフトに直面しています。

多様化する生活者の趣味・嗜好を背景に、個々人がコンテンツ起点でメディア視聴を取捨選択するスタイルが、今後さらに進む中で、メディア業界にも、保有資産を生活者が求める価値に転換しその価値を届ける力を保持することが期待されています。

そのためには、メディア本業だけではなく、グループ資産を網羅した上でそれぞれのコア事業やケイパビリティを識別し、実現しうる新たな事業戦略の立案が必要です。加えて、その戦略には、体質改革・オペレーション改革、IT構築までを包含していることが望まれます。

社員の高齢化や人材の争奪戦が激化する中、メディア業界も働き方改革が求められています。デジタル化以前のワークスタイルに基づく従来の業務スタイル・プロセスから、新しい時代の新しい働き方に貢献する業務スタイル・プロセスへとシフトすることが必要です。

この転換を実現するには、最新のテクノロジー／ソリューションを最大限活用し、アジャイル型をベースとした業務スタイル・プロセスの改革と、IT基盤の高度化・スリム化を実現し、経営リソースを最適化する取り組みが不可欠です。