サプライチェーン改革レベル診断プログラム
デジタル時代を勝ち抜く/生き抜くための次なる改革の一手を導出する
グローバル化の進展とビジネスモデルの進化に追従する形で、多くの日本企業は勝ち残りと生き残りをかけ、デジタルテクノロジーを活用したサプライチェーン改革に取り組んでいます。アビームコンサルティングは、改革レベルを評価し改革テーマを導出するサプライチェーン改革レベル診断プログラムを提供し、企業のサプライチェーン改革を支援いたします。
SCM の複雑化・デジタル化
新興国が市場としての存在感を増し、先進国と肩を並べ始めたことにより、サプライチェーンは、これまでの先進国中心のシンプルなものから、それぞれの市場に合わせた形へと複雑化してきています。さらに、デジタルテクノロジーの進化により従来のビジネスモデルに変化が生じ始めており、サプライチェーンのデジタル化への取り組みが急務となっています。
<これまでのSCM>
・開発・販売は先進国中心、生産は新興国へシフト
・先進国ニーズに合わせた商品開発
・基本的に自社完結型のサプライチェーン
・基幹システムを中心としたSCMシステム
・熟練工によるサプライチェーンコントロール
<複雑化・デジタル化するSCM>
・開発・生産・販売の全機能が新興国にもシフト(多極型へ)
・ローカルニーズを踏まえた商品開発
・OED/ODM 等への分業、M&A が前提
・デジタルテクノロジーの現場活用
・熟練工ノウハウのデジタル化
プログラム概要
アビームコンサルティングは、多くのグローバル先進企業を長年にわたって支援してきた経験から、SCM の総合力や業務パフォーマンスの評価をするための診断フレームワークを整備しました。本診断フレームワークを活用することで、効果的かつ効率的に次に行うべき改革テーマを導出していきます。
<アビームサプライチェーン改革レベル診断フレームワーク>
・サプライチェーン「戦略力」の評価
サービスレベルデザイン、チャネル&ネットワークデザインの観点でサプライチェーン戦略を評価します。
・サプライチェーン「組織力」の評価
組織設計、人材管理、パフォーマンス評価の観点で組織の改革レベルを評価します。
・サプライチェーン「オペレーション力」の評価
R&D、需給、購買、生産、物流等、個別業務領域別にデジタル活用度を加えたオペレーションの改革レベルを評価します。
プログラムの特徴
「改革論点による」「将来視点での」「専門家による」診断を行うことにより、地に足のついた改革テーマを選定し、着実に次のステップへ導きます。
<改革論点による診断>
あいまいな指標ではなく、サプライチェーン改革の肝となる論点に基づき、現状の改革レベルを正しく導出します。
<将来視点での診断>
現状業務の延長ではなく、デジタル活用の勘所を押さえた将来視点でのギャップも明らかにし、より効果の高い改革テーマが選定できます。
<専門家による診断>
専門家の知見を集結した診断であるため、改革テーマの実現に向けた施策・ロードマップ策定まで適切にナビゲートします。
導入アプローチ
サプライチェーン改革構想策定の中で、アビームコンサルティングの改革知見・デジタル活用を含む先進事例を集約した診断フレームワークを利用した改革レベル診断を行うことにより、短期間で効果的な改革施策と改革実現性の高いロードマップ策定を行います。
<サプライチェーン改革構想策定(5 STEP)>
STEP1. 改革レベル診断(診断フレームワーク)
・診断シートを利用し、改革に取り組むべきポイントの見極め
・改革レベルを定量的に可視化
STEP2. 現状分析(業務の深堀)
・取り組むべきポイントの現状業務を深堀調査
・必要に応じて、業務領域特化型の診断ツールを活用
STEP3. 課題抽出・改革テーマ選定
・将来像やベンチマークから課題を抽出・構造化し改革テーマを選定
STEP4. 改革施策策定
・改革テーマから改革施策を具現化
・改革施策の想定効果を算定
STEP5. ロードマップ策定
・改革施策の優先順位付けとロードマップ策定