※1 DID (Decentralized Identifiers) 分散型ID、VC (Verifiable Credentials) 検証可能な資格情報
※2 NFT (Non-Fungible Token) 非代替性トークン
Web3が当たり前になる前に金融機関は何をすべきか
Web3と呼ばれる、ブロックチェーンをベースにしたデジタル技術の活用が、金融機関においても拡大しています。自由民主党デジタル社会推進本部web3プロジェクトチームから「我が国をweb3の中心にする」という表明がある等、政策面での環境整備も進んでいます。
一方、金融機関からは、「何から検討したら良いか分からない」、「ユースケース選定や既存事業との関係整理に困っている」、「最適な実現方法になっているか不安がある」等、Web3を活用したサービス企画に関するご相談を頂く機会も多くなっています。
アビームコンサルティングでは、金融機関向けにweb3支援サービスを提供しています。ステーブルコイン、セキュリティトークン、分散型ID・デジタル証明(DID/VC ※1)、NFT ※2等のweb3技術を起点にしたサービス企画、事業推進を支援しています。
※1 DID (Decentralized Identifiers) 分散型ID、VC (Verifiable Credentials) 検証可能な資格情報
※2 NFT (Non-Fungible Token) 非代替性トークン
暗号資産の乱高下など足元の動きはあるものの、中長期で見ると、Web3は着実に社会浸透していると言われています。例えば、金融機関においても以下のような事例の広がりが確認できます。技術発展を元に法規制が改正され、ビジネスチャンスが更に広がるというような循環が一定確認できます。
金融機関において、Web3技術を活用した事業企画は、時として困難を迎えます。その理由はいくつかありますが、代表的なものを以下に挙げます。
「Web3」に関する認識は多様で、共通理解が得にくい。例えば「分散化、脱中央集権化している状態がWeb3である」と考えると、往々にして中央機関となりがちな金融機関は、自身の存在を解釈しにくくなる。
Web3というソリューションありきで進めると、金融機関の必然性が失われてしまう。Web3はあくまで手段になるため、達成する目的の追求が重要になる。そのため、例えば「自社経済圏で活きるユースケースなのか」というような観点での検討が重要になる。
多様な確度から実現性の確保が必要になる。Web3に関する技術知見、金融の法規制に関するリーガル知見、自社の業務・システムに関する知見、ローンチまでの推進力など、様々なスキルとリソースが求められる。
Web3は「価値のインターネット」だと表現されます。誰とでも、ほぼコストゼロで、確実に価値を交換できる点が革新的であるという理念型です。そのため、Web3技術によるトークンエコノミー(代替通貨経済圏)の創出というテーマが検討対象になってきます。
通貨・決済としてのステーブルコイン(ペイメントトークン)、資産の証券化・流動化としてのセキュリティトークン、あるいは認証・証明手段としてのDID/VCなどは、既存の金融サービスと互換性が高く親和性があります。
それだけではなく、より低コストでスピードがあり、信頼性の高いサービスへと変容させる可能性があります。「新しい経済圏」としてのトークンエコノミー創出に向けて、金融のアップデートに大きな期待が寄せられています。
Web3の各技術要素には、マネタイズポイントや関連する法規制など、それぞれに特性があります。例えば以下のように整理できると考えますが、有効性や実現性などの観点で精査していくことが重要です。
アビームコンサルティングは、金融機関向けに、Web3 を活用した企画・推進支援を提供しています。トークンエコノミーが作る未来のビジョニング工程、ユースケース洗い出しのビジネスコンセプト工程、スキーム作りや実証といったビジネスモデル工程、実装・運営まで行うオペレーション工程を一貫して支援しています。
金融機関向けWeb3企画・推進支援サービスにおける、アビームコンサルティングの特長は大きく3点あります。
Web3 Financeに関する豊富な知見と実績を活かし、クライアントのビジネス環境に即した実効性の高いユースケース開発、収益試算等のビジネスプランをクイックに検討できる点
Web3ソリューションを保有する当社アライアンスパートナーを適宜活用し、ビジネス/リーガル/テクノロジー面で最適な体制構築ができる点
金融機関各社の現状事務やシステム特性の実情を踏まえて、クライアント伴走型でサービス実現まで支援できる点
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