2024年11月18日
2024年11月18日
アビームコンサルティング株式会社
アビームコンサルティング株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山田 貴博、以下 アビームコンサルティング)は、企業価値の向上とESG活動における指標の相関を明らかにすることを目的に分析調査を実施し、「日本企業の企業価値を高めるESG指標トップ30(2024年度)」を発表しました。なお、本分析調査は2022年度に続く2回目の実施となり、ESG指標分析を実施する企業数の拡大を背景に、対象企業数は前回の約2倍に拡大しました。
■分析調査の背景
持続的な企業価値向上の実現に向け、企業は競争力の源泉としての非財務資本を適切に管理、配分、活用することが求められています。アビームコンサルティングは2019年より「Digital ESGサービス」※を展開し、社内外の非財務データを活用して非財務資本の増強施策と企業価値との関係性を定量的に可視化することで、中長期的な競争力強化を図るための戦略的な企業価値向上経営の実現を支援しています。
今回の分析調査では、アビームコンサルティングのエグゼクティブアドバイザーであり早稲田大学客員教授である柳良平氏が提唱したESGと企業価値の関連を示す計算式「柳モデル」を用いて、アビームコンサルティングがこれまで支援を行った日本企業の非財務データ分析に基づき、企業価値と強い相関を示す具体的な指標を抽出しました。その結果、多くの企業で企業価値と相関が認められる指標上位30位を新たに明らかにし、以下のランキングにまとめました。
■2024年度「日本の企業価値を高めるESG指標のトップ30」と概要
「日本企業の企業価値を高めるESG指標トップ30(2024年度)」では、前回行った分析調査から21指標が継続してランクインしており、企業価値向上への中長期的な寄与が改めて明らかとなりました。
新たにランクインした指標のうち特筆すべきは、「研究開発による創出製品数(4位)」「企業ブランド調査結果(14位)」「CO₂排出量-スコープ3/カテゴリ11(22位)」「従業員エンゲージメント(25位)」の4つです。特に「研究開発成果」や「ブランド力」関連の指標が上位にランクインしていることから、企業の競争力の源泉となり得る非財務資本を増強することが、企業価値を押し上げ得ることが示されています。
■「日本の企業価値を高めるESG指標のトップ30(2024年度版)」分析調査の考察
分析調査の考察として、以下4点をまとめました。
■アビームコンサルティングが考える「真の企業価値向上経営」実現のポイント
本分析調査で判明した日本企業におけるESG経営の実態と、アビームコンサルティングが企業価値向上経営の推進支援で培ってきた知見やノウハウから、日本企業が企業価値の向上をさらに実現するためのポイントとして、以下を導き出しました。
今回の分析結果をもとに、今後もアビームコンサルティングは、ESG領域における企業や組織の価値向上の支援を通じて、新たな価値創造と持続可能な社会の実現を推進するパートナーとして貢献していきます。
※Digital ESGサービス
デジタルテクノロジーを活用して、企業内に散在するESG情報を収集・蓄積・分析するサービス。非財務情報を収集し情報を一元管理する「Digital ESG Data Connection」、収集した非財務情報が経営に与えるインパクトを分析する「Digital ESG Data Analytics」、非財務情報と企業価値に関連する情報を可視化し、経営層や関係者の確認や意思決定を促す「Digital ESG Cockpit」の3つのコアコンテンツから構成される。
https://www.abeam.com/jp/ja/expertise/SL259
アビームコンサルティングは、アジアを中心とした海外ネットワークを通じ、それぞれの国や地域に即したグローバル・サービスを提供している総合マネジメントコンサルティングファームです。戦略、BPR、IT、組織・人事、アウトソーシングなどの専門知識と、豊富な経験を持つ約8,300名のプロフェッショナルを有し、金融、製造、流通、エネルギー、情報通信、パブリックなどの分野を担う企業、組織に対し幅広いコンサルティングサービスを提供しています。アビームコンサルティングは、企業や組織とともに新たな未来を共創し、確かな変革に導く創造的パートナーとして、企業や社会の変革に貢献します。
ホームページ:https://www.abeam.com/jp/ja
本件に関するお問い合わせ
アビームコンサルティング株式会社
コーポレートコミュニケーションユニット 小玉 絵梨香
TEL:050-3785-2613
E-mail: JPABPRTeamDL@abeam.com
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