アビームコンサルティングは、日本企業のROIC経営と企業変革に向けた取り組みの実態を把握し、企業価値向上の実現との相関を明らかにすることを目的に、「進化するROIC経営の実態調査」を2023年10月に実施しました。その後2年が経過し、日本企業を取り巻く環境が大きく変わる中、各社の経営管理がどのように変化をしているのか。資本コストやPBRを意識した経営への要請が一層強まる中、単なるROIC算定や開示にとどまらず、投資・撤退、非財務資本、ステークホルダーとの対話までを含めた経営管理の実践が求められている。こうした変化の中で、企業間の取り組み状況に差が生じ始めているのではないか。優良企業とその他の企業の「差」は開いたのか、縮まったのか。最新の実態を把握すべく、2025年8月に追加調査を実施しました。
本調査は年間売上300億円以上の日本企業の経営企画、経理/財務、IR経験のある部長職以上・役員1030人を対象としています。
企業価値を向上させるため、「①メリハリ投資」、「②競争力と収益力のマネジメント」、「③ステークホルダー共感」を中心とした「企業価値マネジメントサイクル」を回転し続ける企業において、相対的に高いPRBが得られる傾向が明らかになりました。
アビームコンサルティングは前回調査を通じて、PBR1倍割れ問題を機に「ROIC」言及企業が大幅に増加する中、PBRの高い優良企業の特徴を抽出し紹介しました。第2版では、優良企業が取り組む「企業価値マネジメントサイクル」の実態とともに、一層進化する「非財務と財務の統合経営管理」の実態を紹介するとともに、各社の置かれている状況に応じた企業価値向上に向けた示唆を提示します。