国民の安全・安心のために、ソーシャルメディア情報をAIで解析

 

災害などの緊急事態発生時には、住民からSNSを通じて多くの情報が発信されますが、それらの情報整理・分析は困難で、十分に活用できていないのが現状です。こうした情報を活用し、災害発生時の被害軽減に向けて、高度なAIを活用したプラットフォームの構築を、産学官連携にて進めています。

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総務省委託事業_AI分析

 

アビームコンサルティングは、2017年度から2年間、総務省の委託事業として「最先端の自然言語処理技術を活用した高度自然言語処理プラットフォームの研究開発」を受託しました。

この事業では、人工知能技術を活用した高度自然言語処理プラットフォームの構築とその社会実装を進めています。平時に加えて災害や大規模事故、大規模感染症などの緊急事態発生時における国民の安全・安心の確保に役立てることを目的としており、災害医療、保健・衛生、社会インフラ・防災、警備・セキュリティの4分野が対象となっています。また、この取り組みは、産業医科大学、東北大学病院、防災科学技術研究所と連携しながら進めています。

災害時には、住民がTwitter等のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて時々刻々と変化する情報を発信していて、その情報は臨場感と即時性を有する貴重な情報源となり得ます。しかし、情報過多な面や信頼性、重要性の見極めが困難などの課題があり、人的リソースが切迫する災害時においては情報整理や分析が現場の負担となり、十分に活用ができていないのが実情でした。

このプラットフォームでは、最先端の人工知能技術による自然言語処理を活用し、Twitter等に膨大に書き込まれる情報を自動で解析・整理する機能を実装しています。災害時等の混乱し、時間が無い中でも、効率的かつ迅速に、有益な解析結果を提供できるよう努めています。

今後発生しうる災害を見据え、少しでも災害対応時等の負担軽減を行うと共に、救える命を救うことの一助となれればと考えています。

 

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STAFF VOICE

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 公共ビジネスユニット
 瓶子 正人(へいし)

災害という大きな課題に対して、最新の技術をどう活用してもらうか、日々試行錯誤しています。決して簡単に解決できる課題ではありませんが、少しでも社会貢献に繋がるよう引き続きチャレンジしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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