2018年12月21日
2018年12月21日
下田市
アビームコンサルティング株式会社
LINE株式会社
下田市、アビームコンサルティング株式会社、LINE株式会社は、防災・減災分野においてスマートフォンや人工知能(AI)を積極的に活用することで、災害対応能力の高い社会を構築することを目的に、下田市において新しい形の実証訓練を共同で実施します。
いま日本では、九州北部豪雨、大阪北部地震、西日本豪雨、北海道胆振東部地震など、大規模災害が続発しています。災害応急対策とその後の復旧・復興を迅速に行うためには、災害の被害状況や被災者に関する迅速な情報収集が重要になります。災害に打ち勝つことができるかどうかは、この“情報力”で決まるといっても過言ではありません。
下田市は、三方を山に囲まれており、このため急傾斜地に沿うように集落が点在しています。土砂災害警戒区域も市内で599箇所指定されており、豪雨時、地震時には市内のどこで大規模災害が発生してもおかしくない環境にあります。また、伊豆地方は、有史以来たびたび地震・津波の災害に見舞われており、駿河トラフ・南海トラフ沿いで発生するレベル2の地震・津波では、最悪5千人を超える死傷者の発生が想定されています。こうしたことから、災害対策における的確な情報伝達・分析は重要な業務に位置づけられます。
そこで、スマートフォンやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、人工知能(AI)を用いて、実災害を想定した情報伝達・分析のための実証訓練を行うことで、新しい技術を体験しながら、地域全体として災害時に確実な行動をとるための方法を探っていきます。
本実証訓練は、慶應義塾大学山口真吾研究室、国立研究開発法人防災科学技術研究所、株式会社ウェザーニューズ、下田有線テレビ放送(株)の協力を得て行います。
実証訓練の概要は下記のとおりです。
記
日 時 2019年1月28日(月)10:00-15:30
会 場:下田市民スポーツセンター(静岡県下田市敷根761番地)
実証訓練の方法:
下田市の関係職員、自主防災組織、消防団員、関係企業・団体などの訓練参加者から、大規模風水害・土砂災害をイメージした、想定される被害状況や被災者に関する情報を自分のスマートフォンからSNS(訓練用に臨時開設されたインターネット掲示板やLINEの専用アカウントなど)に投稿してもらいます。
投稿された情報はAIで迅速に分析・整理され、その結果は、下田市民スポーツセンターに設置された下田市の災害対策本部内のスクリーンに表示されます。
災害対策本部は、そのAIの分析結果に基づいて対処検討等の訓練を行います。
スマートフォンを用いた情報伝達及び災害対策本部での対処訓練を通じて、SNS情報分析システムの有用性を評価します。
【参考】
■アビームコンサルティング株式会社 について
ホームページ: http://www.abeam.com/jp/
■LINE株式会社について
アビーム、ABeam及びそのロゴは、アビームコンサルティング株式会社の日本その他の国における登録商標です。
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本件に関するお問い合わせ
アビームコンサルティング株式会社
経営企画グループ コーポレート・コミュニケーションユニット
シニアマネージャー 樺澤わかな、千住英里
TEL:03-6700-8227、080-2003-1833 FAX: 03-6700-8145
E-mail: wkabasawa@abeam.com, esenju@abeam.com
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