気候変動、資源制約、地政学リスク、規制強化。企業を取り巻く前提条件が大きく変化する中、日本の製造業には、従来の大量生産・大量廃棄を前提としたリニア型の事業運営を見直すことが求められている。サーキュラーエコノミー(以下、CE)は、もはや環境対応の一論点ではない。資源制約下でも持続的に価値を創出し、収益性と競争力を再構築していくための経営アジェンダである。
こうした問題意識のもと、2025年6月、三井住友ファイナンス&リース株式会社、アミタ株式会社、アビームコンサルティング株式会社、サーキュラーリンクス株式会社、株式会社GXコンシェルジュの5社は、企業のサステナビリティ経営を加速させるトータルソリューション「Circular Co-Evolution(CCE)」の提供を開始した。さらに2026年1月にはSMFLみらいパートナーズ株式会社も参画し、構想策定から事業化、実装・運用までを見据えた支援体制を形成している。
CCE参画6社は共同で、企業価値向上とCE実現に向けた方法論、先進事例、実務上の論点を共有する全4回のセミナーシリーズ「サステナビリティ経営をともに実現するセミナー」を開催した。
本稿では、その内容を再構成し、企業がCEを事業に組み込むうえで押さえるべき要諦を整理する。