米国のS&P500や欧州のBE500に属する多くの企業は、PBR2倍超を達成しており、グローバル競争の中で日本企業の立ち遅れが顕在化し、「企業価値経営」が注目されて久しい。2023年3月に東証が、資本コストや株価を意識した経営を通じ、低PBRを改善するよう、企業に要請を出した。その後の日系企業の動向と企業価値はどうなったのか。日系企業のグローバル競争力は高まったと言えるのだろうか。
本インサイトでは、日本企業特有の課題に対し、アビームコンサルティングが培ってきた独自の知見をもとに、企業が「稼ぎ続ける力」を獲得するための変革の進め方を解説する。
財務・非財務の両面からのアプローチに加え、ビジネスモデル変革の視点を踏まえて、企業価値向上を一気通貫で支援するアビームコンサルティングの考え方を紹介する。また、事業ポートフォリオ・競争力・ステークホルダーとの共感という3つの観点から経営基盤を再構築し、企業変革を持続的に推進する「企業価値マネジメントサイクル」についても解説する。