AML取引モニタリング高度化支援サービス

ソリューション

複雑化する金融犯罪に応じた継続的な取引モニタリングの高度化と、品質を維持した上での運用効率化という相反する課題を両面から支援

マネー・ローンダリング・テロ資金供与・拡散金融対策(以下、AML)は、世界情勢の変化に伴う各国規制の厳格化に加えて、異業種とのボーダレス化の加速により更に複雑性・重要性が増大しています。金融機関には、AMLについての内部管理体制の構築や業務の整流化、継続的な高度化(改善)が求められている一方で、過度な投資は許容され難く、効率的な運用も求められています。
アビームコンサルティングは、AMLの知見と豊富な実績をもとに取引モニタリングの高度化およびモニタリングを行う分析基盤の更改にむけた体制構築支援を通じてAMLの効率的な運用を実現します。

自社のみで取引モニタリングの高度化対応が難しい理由

金融機関は、資金供与の手口が複雑化・高度化していることを背景に当局からより厳格な取引モニタリングの対応を強く求められていますが、自社の特性に応じた計画立案から実行までを金融機関自身で完遂することに苦慮しているケースが多くみられます。理由のひとつは、厳格な取引モニタリングを行う上でデータに関する知見と業務内容の双方を把握できる人材が不足していることがあげられます。また、適切な閾値が分からず不要なアラートが多く出てしまう、誤アラートが多く調査工数が過多になる等、規制・ポリシー、業務・データ・システムが絡む難易度の高い課題を抱えているケースも散見されます。
取引モニタリングの高度化を円滑に推進するためには、規制に関する知見に留まらず、モニタリング業務・データ・システムへの造詣、および類似事例への対応経験を有する人材を適切にアサインすることが肝要と考えます。

自社のみで取引モニタリングの高度化対応が難しい理由

アビームコンサルティングが提供する取引モニタリングの支援サービス

アビームコンサルティングは取引モニタリングの支援実績やAMLの知見を活かし、取引モニタリングの高度化・分析基盤更改を支援します。
具体的には、有効性検証(シナリオ充足性検証、閾値分析、誤アラート分析)、AIによるアラートのトリアージ、高リスク顧客の属性分析、疑わしい取引の届出業務のツール化などを通じて取引モニタリングの高度化を行い、分析基盤更改対応では、計画立案・ベンダー選定(RFP作成・評価方法の策定・実施)からプロジェクト管理/体制構築まで一貫して支援します。また、当局宛報告資料のドラフト等の当局対応も支援します。

アビームコンサルティングが提供する取引モニタリングの支援サービス

アビームコンサルティングの提供価値

アビームコンサルティングは、AMLに係る専門家の国際資格である「公認AMLスペシャリスト(CAMS)」保有者をメンバーに加えた専門チームを編成しています。AMLの規制に関する業務知見、データ分析・システムに関する知見を元に計画立案から実行までを一貫で支援します。
特に、①理想論・あるべき姿の提示に留まらずにクライアントの状況や事情を汲み込み効率的で効果的な「ありたき姿」の提案ができること、②クライアントの自走を目指し様々な課題の解消方法をナビゲートしつつ実務へ落し込むこと、 ③豊富なプロジェクト経験と整理力等に基づく課題解決力があることがアビームコンサルティングの強みです。円滑なプロジェクト運営の実績を用いてAMLの高度化・効率的な運用を支援します。

アビームコンサルティングの提供価値
  • ※1

    マネー・ローンダリング対策に係る専門家の国際資格である「公認AMLスペシャリスト(CAMS)」保有者をメンバーに加えた専門チームを編成しています。

  • ※2

    『 リアルパートナー』はアビームコンサルティングの経営理念です。クライアントの変革を実現する“真のパートナー”として、プロジェクトの成功やクライアントの変革に強くコミットします。

取引モニタリング業務支援例

過去にご支援したクライアントの課題とソリューションの例をご紹介します。

取引モニタリング業務支援例

AMLの全体像と本書のスコープ

アビームコンサルティングはAML支援における「リスクの特定・評価」から「管理体制」まで包括的に支援しています。本リーフレットでは、「リスク低減」における「取引モニタリング高度化サービス」をご紹介しました。

AMLの全体像と本書のスコープ

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専門コンサルタント

  • 石川 慎一郎

    Director
  • 小菅 崇生

    Principal
  • 高田 望

    Director