AIガバナンス コンサルティングサービス

2019年、内閣府から「人間中心のAI社会原則」が公表され、AI利活用に関する正しい社会のあり方が定義されました。
企業がAIの利活用を推進するにあたって、この原則と矛盾しないことが求められており、方法論としてAIガバナンスの重要性が叫ばれています。一方、AI導入の初期段階の企業にとって、AIガバナンスは不十分であることが多く、 潜在的なリスクへの対処やAI 利活用における業務の効率化が課題となっています。
アビームコンサルティングは、公的機関の発行する抽象的なガイドラインを独自のAIガバナンス方法論に落とし込み、AI利活用におけるリスクの適切な管理、および組織、人材、システム、業務における効率的な運用体制の仕組み構築を支援します。

AI 利活用を持続可能（変動性、不確実性、複雑性に対応できる状態）なものにするため、AIによる差別^※やプライバシーの侵害といった潜在的なリスクの適切な管理、および、活用の過程で増大するデータやモデルの効率的な運用体制を整備する必要があります。しかしながら、 企業・組織は「組織体制が整備されていない」、「AI開発・運用プロセスが明確ではない」、「AIの予測結果が説明できない」など、それぞれの立場によって異なる課題を抱えています。これらの課題を解決するには、立場ごとの視点に寄り添った上で、リスク管理、効率化の観点で課題を整理し、組織体制や社内規則を整備することが重要です。※ 性別や人種など、センシティブな要素に基いてAIが差別的な判断をしてしまうこと

アビームコンサルティングは幅広い業界に対して豊富な業務知見をもとに、ABeam AIガバナンスの方法論を用いて、企業・組織のAIガバナンスの仕組みの構築を総合的に支援します。具体的には、AIガバナンスの現状と道筋を可視化した上で、リスク分析とガバナンスのゴール設定を実施し、組織・人材・業務・システムの4つの観点で実効性のあるガバナンスの仕組み構築を支援します。また、技術的・倫理的な最新性の再評価、ガバナンス戦略の見直し、最新技術の導入など、3つのフェーズを継続的に繰り返すことで、ガバナンスの仕組み構築後の持続可能なAI 利活用を実現します。

アビームコンサルティングは、業界、サービスライン、国・地域に関する多様な知見と実務経験を活かし、AIガバナンスの実現を総合的に支援します。AI利活用に伴う標準的な業務を整理した「ABeam AI利活用標準業務フロー」、AI利活用に必要なデータサイエンティスト人材の管理と育成を目的とした「ABeam AI人材フレームワーク」など、アビーム独自の方法論をもとに、現実的かつ効率的なサービスデリバリを実現します。