フィッシング詐欺やソーシャルエンジニアリングに代表される人の心理的な脆弱性を突くサイバー攻撃の被害は増え続けており、どれだけテクノロジーが進化してもそれを回避する手法が次々に生み出されるため、セキュリティ被害を完全に無くす事は不可能です。
一方でテクノロジーによる対策も重要ではありますが、実装や維持には高額な費用や専門人材が必要となり、十分なリソースを持たない組織が常に最新のテクノロジーを使うことは困難です。
本プログラムは、テクノロジーを中心に据えたセキュリティ対策の限界を踏まえ、人的要素にフォーカスを当てたセキュリティを長年研究されている、日本のセキュリティ心理学研究の第一人者である内田勝也先生もお迎えしてご講演頂きます。
また攻撃者と防御者の知識やスキルの格差を埋めるイスラエルのAI技術の活用や、ITやセキュリティ担当者以外のすべての従業員にセキュリティを自分事として捉えさせ、組織の枠を超えた防御態勢を整備する共助の取組について、パネルディスカッションを実施します。