千代田化工建設株式会社(以下、千代田化工建設)は、再生計画を経て、再び成長軌道に向かうべく、2030年ビジョンと中期経営計画の策定に着手した。2023年8月から全社を巻き込み、部門横断でワーキンググループを組成。アビームコンサルティングの支援のもと、現経営メンバーと次世代リーダーや現場キーパーソンが膝詰めで議論を重ね、中期経営計画を策定。しかし、米国LNGプロジェクトにおけるJVパートナーのChapeter11に端を発する業績不安定もあり、策定した中期経営計画の公開を延期することになった。
その後改めて、自社の財務状況やEPC(設計、調達、建設)ビジネスの課題を棚卸しし、今後10年20年先に向けて変わらぬ千代田化工建設グループとしての強みを発揮できるよう、次世代リーダーを中心に10年後に目指す姿、事業の方向性をまとめた「10年の計」が検討された。そして、新中計推進室のリードする中期経営計画策定プロジェクトに2025年1月から再びアビームコンサルティングも参画し、「自己変革」を軸とした中期経営計画「経営計画2025(自己変革~かなえたい未来へ~)」を策定し、公開に至った。