日本電気株式会社

中南米地域へグローバル共通の経営基盤を導入。リアルタイムの連結経営と業務プロセス改革を実現。
事例
  • 電機
  • グローバル
  • 財務会計/経営管理
日本電気株式会社

新興市場が今もなお大きな成長を見せる中、新興国での競争優位はグローバル企業にとって重要課題である。日本電気(NEC)ではグローバル市場での競争に勝ち抜くため、グループ一体での経営改革を進めてきた。そのひとつが、業務プロセス改革・ITシステム改革に取り組んだG1(グローバルワン)プロジェクトである。まず本社で2008年から2010年にG1が展開され、大きな成果を得た。
次いで国内および海外拠点にロールアウトされ、すでに国内外47社に展開済みだ。今回紹介するのは、経営戦略上でも重要な地域であるブラジル中南米地域統括法人への展開である。ブラジルには世界一複雑といわれる税法要件がある。NECグループ全体最適のため、いかに地域固有要件とグローバル標準を融合し、業務プロセス改革を実現させるかが大きな課題であった。

経営/事業上の課題

  • 中南米域内の経営基盤を構築し域内マネジメントを強化、経営のスピードアップと連結業績を見える化
  • グローバル競争力のあるシンプルな業務プロセスの実現
  • グローバル標準とブラジル固有要件の融合
  • 稼働後の保守/運用の定着

課題解決に向けたアビームの支援概要

  • グローバルSAPのロールアウトによるシステム展開
  • ABeam Methodに基づいたプロジェクト管理で業務プロセス改革を推進
  • -グローバルに統一された経営基盤が確立、シンプルな標準業務プロセスを実現
  • -COE(Center of Excellence)設置により標準を徹底維持しつつ、ブラジル固有要件にも柔軟に対応
  • -経営スピードアップ、連結業績の見える化を達成
  • -稼働後早期に保守・運用の定着を実現

支援の成果

  • 本社グローバル標準と現地固有要件を融合させた業務プロセス改革
  • 豊富な同業先進事例とSAP導入経験
  • 業務・語学・SAP・現地固有要件に精通したグローバルチームを結成、新業務の早期定着のための意識改革の実施
  • 国内外にプロセスオーナーを設置、業務適合作業に機能/事業軸マトリックスの概念を導入して強力なガバナンスを実現

Voice

G1システムをロールアウトし、ブラジルの固有案件に適応させてロールインする中で、標準プロセスは強化されるという一面も持っています。中南米は、グローバルに強化された標準プロセスを導入できました。

日本電気株式会社
経営システム本部
シニアマネージャー
須藤浩志氏

Customer Profile

会社名
日本電気株式会社
所在地
〒108-0014 東京都港区芝5-7-1
設立
1899年7月
事業内容
ITサービス、プラットフォーム、キャリアネットワーク、社会インフラ、パーソナルソリューション
資本金
3972億円(2010年3月末現在)
日本電気株式会社

2013年12月1日

  • 会社名、肩書き、役職等は取材時のものです。

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