イノベーションの機運が高まる中、M&Aによる
企業変革をリード——

 

E.C

Why ABeam ?

学生時代には、中国オフショア開発が活況であったことや、出身である大連では約8割が日本向けビジネスであったことから、地元で長く働くためにソフトウェア開発と日本語の勉強をはじめました。北京の大学院で日本市場向けのソフトウェア開発の学部を専攻し、インターンシップとして来日しました。

E.C

アプリケーションエンジニアとしてキャリアをスタートした後、中国系大手SIerベンダーの日本支社に転職しましたが、システム開発や導入だけでは企業全体の業務プロセスなど大きな変革は生まれないと感じ、それを実現できる環境に身を置くため、コンサルティングファームへの転職を決めました。アビームには、戦略立案や企業全体の業務改革など上流の支援に携われることが魅力で入社しました。

Experiences in ABeam ~ Impressive Project~

大手日系商社のクロスボーダーM&Aプロジェクトでは、ITDD(買収先企業のIT全般調査)とIT領域のPMI(M&A実行後の統合プロセス)を支援しました。複数のクロスボーダーM&A案件を同時進行する必要があるうえ、日本型のアプローチが必ずしも歓迎されない国もある中、いかに最適なアプローチで標準化し、クライアントのグローバル各拠点に展開、定着化させるのかが課題でした。

M&AのITDDとPMIでは、買い手側を代表し、売り手側のCXOとタフなコミュニケーションを取る必要があるため、高度な交渉力が求められますが、相手の国や文化にあったコミュニケーションの方法論を取り入れて交渉を進めることで、クライアントにとって最適な条件で合意を得ることができました。また、アビームが日本企業のシステムを熟知していることに加えて、業界・業務プロセスの理解とテクノロジーの知見をフル活用し、ITDD/PMIのフレームワークや社員向け教育プログラムを作成することで標準化と定着化を図りました。
 
このプロジェクトを通じて、「攻めのIT」の重要性を改めて認識しました。
欧米では、リスクヘッジの1つとしてITDDが重要視されていますが、日本企業ではITDDが実施されないケースも多々見受けられます。これは、買収後に会社が問題なく現行業務を運用できる状態であればよいという守りの姿勢と経営視点でDXを意識しながらITDDを実行できる人材が少ないことが起因していると感じています。買収の意思決定後にIT課題が顕在化し、想定外に発生してしまうITコストをなくすためだけでなく、ビジネスがモノ売りからコト売り(データ活用やサービスなど無形のもの)に変化する中で、次世代の企業のあり姿を見据えてITやデータ活用の価値を最大限に高めるためにもITDDは重要です。アビームとして「攻めのIT」の重要性をクライアントにも伝えていきたいと思います。

Future ~Growth Story~

E.C

これまでのクロスボーダーM&Aプロジェクトの経験値やバックグラウンドを活かし、グローバル案件での「攻めのIT」の提案・実行を通じて、クライアントのビジネス価値向上を「IT基盤×データ利活用」で実現したいです。日本企業のシステムを熟知しているだけでなく、DXが進む中でこれからの時代に企業がどうあるべきかまでを語れることがアビームの強みだと思います。その強みを活かしながら、グローバルの各拠点との緊密な連携体制の構築やM&A関連のサービスの標準化を進め、M&A分野におけるさらなるプレゼンスの向上を目指したいです。

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ITマネジメント

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