アビームコンサルティング、SSCの進化を支える基盤として独自のインテリジェントセンターを設立 ~最先端BPOを直感的に体験できるショールームを本社オフィスに開設~

お知らせ

2025年9月2日

 アビームコンサルティング株式会社(以下、アビームコンサルティング)は、先端技術を活用したBPO(Business Process Outsourcing)サービスの高度化と、企業のコーポレート機能の変革を支援する独自のビジネス拠点として、「ABeam Intelligent Center(以下、AIC)」を設立しました。このAICは、アビームコンサルティングが展開するAIを活用したBPO事業を支える中心的な基盤として位置づけられます。

 近年、ビジネスを取り巻く外部環境が急速に変化するなか、多くの企業が全社的なデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んでいます。コーポレート機能も例外ではなく、従来の定型的なオペレーション業務から脱却し、企業の競争力強化に資する企画・マネジメントなどの提案型業務への転換が求められています。
 しかしながら、効率化の限界、人材の高齢化や中間層の不在、業務改革を担う人材の不足、さらにはBPO活用による業務のブラックボックス化など、企業を取り巻く課題は複雑化しています。こうした状況のなか、企業は持続的な成長を実現するために、経営戦略・組織体制の抜本的な見直しを迫られています。

 これらの課題に対応するため、企業グループ内の間接業務(人事、経理、財務など)の標準化・効率化を目的とした「シェアードサービス」や「アウトソーシング」の重要性が一層高まっています。これらを推進する中核組織である「シェアードサービスセンター(SSC)」や「ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)」が役割を十分に果たすためには、業務の集約・運用にとどまらず、AI活用と業務改革の現場浸透を継続的に提供する「インテリジェントセンター(IC)」の設置が不可欠です。
 ICは、業務の運用と並行して、業務改革を推進するための基盤・人材・機能を備えた組織であり、特に少子化が進む日本においては、AIを活用した安定的・低コスト・高スピードなオペレーションの実現が期待されています。

 このたびアビームコンサルティングが設立したAICは、こうしたICの機能を担う先進的なBPOビジネス拠点として、業務の自動化・標準化を推進するデジタルプラットフォームを構築しています。AIエージェントの実現を可能にするAI活用基盤、LLM(大規模言語モデル)、AI-OCR(AIによる文字認識技術)といった先端技術に加え、実案件での実績に基づく業務別ソリューション群を備えています。AICではこれらのAI技術・ソリューションを組み合わせることで、可能な限り人手を介さずに自律的に学習・適応する“自律的ゼロタッチオペレーション”の実現を目指しています。人材交流や共同開発の場としても活用いただくことで、企業のコーポレート機能の高度化と持続的な改善に貢献します。

 また、AICの設立に伴い、アビームコンサルティングの本社オフィス内に「AICショールーム」を開設しました。本ショールームでは、「人事関連業務ブース」「経理関連業務ブース」「ヘルプデスク業務ブース」などいくつかの業務領域ごとに紹介動画やデモンストレーションをご覧いただけます。来訪者は、AICが提供する最先端技術やBPOの価値を、直感的かつ具体的に体感いただけます。

<AICショールーム イメージ>

 今後もアビームコンサルティングは、企業価値を継続的に創出できる組織への進化を支援し、業務変革を通じた企業の持続的な成長に貢献してまいります。

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