東京という都市を舞台に、アーティストに国際的な作品発表と制作の場を提供する「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」に特別協力します。「T3」は、都市の繁栄に不可欠な「技術 Technology」「才能 Talent」「寛容性 Tolerance」の3つのTに由来し、アーティストと地域の協力によって形作られるプラットフォームです。
2025年のテーマは「庭 / Garden」。
フランスの庭師・思想家ジル・クレマンは『動いている庭』において「できるだけあわせて、なるべく逆らわない」と語り、外来種や偶発的な変化を排除せず、むしろ受け入れながら共存していく“生きた庭”の可能性を説きました。そこにあるのは、完璧な管理や静的な秩序ではなく、混ざり合い、動き続ける生命の力です。都市空間をそうした「生きた庭」へと変換できないか試みます。人間によって設計された、最も象徴的な人工の秩序である「都市」に、異物のように差し込まれる写真作品や展示の数々は、外来種のように空間と混ざり、拡張し、都市における「庭」をかたちづくっていきます。銀座から京橋、八重洲、日本橋に点在する「庭」が、訪れる人々との偶発的な出会いや交わりを生み出す事で、都市の新たな可能性を見出し、東京が、内に秘めるまだ見ぬ風景をT3は写真によって生み出していきます。
期間中は国内外のアーティストによる展示やトークイベントなども展開されます。
皆様のご来場をお待ちしております。