PMT(Post Merger Transformation)

ソリューション

経営統合からシナジー創出の最大化までを一貫し実現

国内市場が成熟が進み、成長戦略としてのM&Aが重要性を増しています。その一方で、経営統合したものの、思ったような統合シナジーを生み出せず、成果創出につながっていない企業が散見されます。
アビームコンサルティングは、経営統合方針策定から変革によるシナジー創出までを全面的に支援するPMT(Post Merger Transformation)サービスを通じ、クライアント企業とともに統合効果の最大化を実現します。

背景

国内市場の成熟により高まるM&Aの重要性

国内市場の成熟が進み、業界再編が加速する中、日本におけるM&A件数は増え続けています。このトレンドに従い、競合他社がM&Aに積極的な動きを見せることが十分想定できる中で、より高い統合シナジーの創出が差別化のポイントとなります。それゆえに、買収先企業と買収元企業の組織、業務、システム、文化などを統合するPMI(Post Merger Integration)が、成功を左右すると言っても過言ではありません。

国内市場の成熟化により高まるM&Aの重要性

課題

日本企業特有のマネジメントスタイル・カルチャーがシナジー創出の障壁に

日本においては、「両社の擦り合せを過度に重要視し、現場の意見を尊重することで、思い切った意思決定がされない」という日本企業特有のマネジメントスタイル・カルチャーが、統合後の変革のボトルネックになるケースが多く見受けられます。つまり、日本特有の丁寧な意思決定のプロセスや人に依存した業務への考慮が、短期間での急激な変化を困難にしています。その結果、”シナジー効果を創出すること”がゴールとならず、そのかなり前段階である”統合すること”自体がゴールとなっています。

図2 日本企業特有のマネジメントスタイル/カルチャー

アプローチ

アビームコンサルティングのPMIでは、一般的な統合計画の範囲を超え、統合後に期待される成果と最終的に目指す姿を明確化し、戦略立案することを重要視しています。統合計画書では、最終的に目指す姿を見据え、それに向けた企業のトランスフォーメーションを実現するための具体的なアクションプランまでを包含し策定します。
また、迅速かつ効果的な意思決定を行うためには体制整備も等しく重要です。意思決定プロセスの迅速化や、外部専門家を含む関係者間のコミュニケーション強化までも含んだ計画により、推進力を高めます。

特長

PMIのみならず、その後のトランスフォーメーションまで一気通貫統合支援(PMT:Post Merger Transformation)

アビームコンサルティングでは、PMT(Post Merger Transformation)という枠組みで、通常のPMIで実施される「企業維持に関する機能統合」に加え、その後の構造改革までを一貫して推進します。

図3 PMIからPMT(Post Merger Transformation)へ

PMIの要諦
全社を巻き込む取り組みのための目線合わせ+モメンタム醸成が肝要

PMIは様々なステークホルダーが関与するため、買い手・売り手・対象会社のマネジメント間の目線合わせと、各PMI施策を実行する従業員を巻き込んで変革のモメンタムを醸成する必要があります。

PMIサービスメニュー
PMI推進・シナジー実現に向けた主要なテーマを幅広くカバー可能

アビームのIntegration Management Office(IMO)支援はプロジェクト管理に留まらず、PMIに必要な基本方針の策定から従業員コミュニケーションやガバナンス方針策定など買収後のカギとなるイベント・テーマの実行をサポートします。
また管理系・事業系の両領域で発生する業務統合・シナジー実現に関する重要テーマについても、PMI、そしてその先のTransformationまで弊社の各領域のエキスパートがご支援します。

PMIにおける支援パターン
プロジェクト全体を包括的に支援することで円滑なプロジェクト運営を実現

アビームはIMOの立場から分科会への染み出し支援も行い、クライアントのPMIを総合的に支援します。それにより複数分科会間に跨るタスクや責任者が不明瞭なタスクを早期に特定し場合によってはIMO自らそのタスクの実行を支援することで遅滞なくプロジェクトを推進します。また、クライアントのニーズや案件状況に応じて弊社専門家による特定の分科会に対する重点支援も可能です。

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