「次世代スマートサプライチェーン」の実現を支援 グローバル~ローカルを繋ぎ、SCM現場~管理層~経営を繋ぐ
元来、SCM(サプライチェーン管理)には、「原材料の供給者から最終需要者に至る、全過程の個々の業務プロセスを、一つのビジネスプロセスとして捉え直し、企業や組織の壁を越え、プロセスの全体最適化を継続的に行う※1」と言った思想があります。
Industry4.0やConnected Industriesなどの 産業構造におけるイノベーションが進む時代において、IoTやビックデータ、AI等のテクノロジー要素を活用し、企業間のサプライチェーンを繋ぎ、在庫を可視化し、連鎖に含まれる全てのサプライチェーンコストを最適化する。次世代スマートサプライチェーンの実現をアビームコンサルティングが支援いたします。
日本経済は、先進国共通の長期停滞期に入ったと言われています。反面、その厳しい環境が、「人口減少と言う弱点が最大のアドバンテージとなりうる」、「社会的摩擦を生じさせることなく、生産性革命を実現するチャンスである」と言った、日本有利の立場を形成しているとも考えられています。※2
Society5.0(超スマート社会)の実現に向けた未来投資戦略2017※3において、「サプライチェーンの次世代化」が5つの戦略分野の一つに入っていることからも、開発~需給~製造~販売~消費までデータが繋がる、無駄のないサプライチェーンが、生産性革命に大きく寄与する事は明らかです。
アビームコンサルティングの「次世代スマートサプライチェーン」は、自社のサプライチェーンを、Digital/IoT技術の進歩に適合させる事により、国内外、企業間、組織間で連結し、生産性の高いビジネスプロセスへ変革する事を支援します。

1. グローバル - ローカルのSCMを繋ぐ
アビームコンサルティングはこれまでに、世界20カ国以上で数多くの企業のグローバルサプライチェーン構築を成功に導いてまいりました。多様な国民性、異なる文化を持つ組織間を繋げながら、グローバルでの経営情報見える化、サプライチェーンネットワークの設計、海外拠点立上げに伴う早期の業務・システム構築等、俊敏で可変性の高いグローバルSCM基盤構築を実現します。
2. SCM現場 - 管理層 - 経営を繋ぐ
Industry4.0に代表される、製造・物流現場へのIoTテクノロジーの利活用においては、複数部門間の利害を調整し、経営と現場の目標を刷り合せる役割が、これまで以上に求められています。「Digitalデータをどのように活用すべきか?経営高度化にどう活かすか?」業務プロセス・ITの双方を理解するコンサルタントが変革実現へのリーダーシップを担います。
3. 製造メーカー - 流通 - 小売を繋ぐ
Digital技術によるデータ連携の進歩と、AIを活用した需要予測の高度化を背景に、過去に実現が困難であったCPFR※4等の共同事業への再挑戦が進んでいます。製造業と小売業が協力し合いながら、全てのサプライチェーンを見る化し、無駄を省き、サプライチェーンコストの最小化を目指す。業界慣習の見直し・取引制度の改革等、痛みを伴う変革を強力に推進します。
4. 経営戦略 - 業務プロセス改革 - ITシステム導入 - 保守運用まで一貫したサービス
アビームコンサルティングは業界トップクラスの400名を超えるSCMコンサルタントを擁しています。Real Partner(リアルパートナー)の経営理念にあるとおり、サプライチェーン戦略・構想策定だけでなく、業務プロセス改革からシステム導入、運用・保守まで、多様なスキルセットと組織力の高さを武器に、クライアントの真の変革実現のために、一丸となってサービス提供いたします。
5. Advanced SCM ソリューション
アビームコンサルティングは前述の1~4の価値を具現化する"答え"を、Advanced SCMソリューションとして提供いたします。これらの実際の変革に裏付けられたソリューションにより、クライアントの次世代スマートサプライチェーンの実現を支援いたします。

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※1:「米国サプライチェーンカウンシルによる定義」から引用
※2 ※3:ともに「平成29年7月内閣官房日本経済再生総合事務局 未来投資戦略2017」から引用
※4: Collaborative Planning Forecasting Replenishmentの略。「需要予測と在庫補充のための共同事業」。