プロジェクト第三者評価サービス

システム導入プロジェクトの成功は、ビジネス目標を達成するための重要ミッションであり、 経営課題において最も注目すべき一つとして挙げられることも多くなっております。そのため、プロジェクトの規模が大きくなればなるほど、経営層、外部ステークホルダーからプロジェクト実施状況への注目度も高くなり、精緻な状況報告とともに着実なプロジェクト進行を求められることになります。一方、システム導入に関する近年の調査によると、QCD( 品質・コスト・納期) の3 条件すべてを満たすIT プロジェクトは半分程度であったという結果が示すとおり、プロジェクト進行には依然多くの課題が残されていることが伺えます。プロジェクトの確実な推進には、実績と根拠に基づいた視点から計画段階の内容を実施前に精査し、QCD 遵守の阻害要因をあらかじめ取り除くことが重要です。

プロジェクト第三者評価サービスでは、プロジェクトから完全に独立した「評価チーム」が計画や状況、品質を確認する事で、客観的にプロジェクト実施内容を評価します。そのため、プロジェクト内のPMO組織等では発見、指摘し辛い課題の報告、対応案の提言が可能になります。また、プロジェクト第三者評価サービスで作成されたレポートは、プロジェクト上の課題の確認だけでなく、経営層や外部ステークホルダーへのプロジェクト状況報告書としても利用可能であり、プロジェクト推進の後押しを実施します。

第三者評価サービスにおける評価・検証のポイントはプロジェクトの進捗フェーズ毎に異なるため、タイミングに応じた対応が適切に実施されます。例えば、多くのプロジェクトでは、プロジェクト実施の過程で当初計画から乖離することが多いため、プロジェクト計画策定フェーズでは、如何に実現性の高い計画を策定できているかが評価の重要な鍵となります。

アビームコンサルティングでは、これまで蓄積してきた様々な業界での豊富なITシステム構築経験をもとに、プロジェクト内容の妥当性を第三者として客観的に評価し、顕現性の課題のみならず本質的課題にアプローチすることで、問題および原因を根底から是正し、より本質性の高いゴールの達成に向けた具体性の高い対応案を提言します。

アビームコンサルティングの提供するプロジェクト第三者評価サービスは、お客様の目的、課題に合わせて実施期間、評価内容に関し柔軟にご相談にお応えし、お客様のニーズにマッチしたサービスを提供いたします。

アビームコンサルティングでは、お客様毎に異なる目的や課題に柔軟に対応しながら、第三者評価を実施します。
具体的には、各フェーズで実施する評価毎に、「全体概要の把握」、「 深堀ポイントに対する詳細把握」、「 評価の最終化」 の3ステップで評価を実施します。
「全体概要の把握」のステップでは、プロジェクトで起きている事実を一般に公開されている指標値はもとより、弊社方法論や弊社の他社類似事例をも有効に活用することにより、迅速かつ客観的に評価します。
「深堀ポイントに対する詳細把握」のステップでは、「全体概要の把握」で実施した評価内容を元に、重点的に確認すべき範囲を決定し、詳細な資料確認・インタビューを実施する事で、より具体的な分析、評価を実施します。
「評価の最終化」のステップでは、それまでの分析・評価結果を精査し、各テーマごとに今後予見されるリスクを明確にした上で具体的かつ実現可能な対応策を提言します。