意思決定支援ダッシュボード Analyst-DWC

ビジネス環境や様々な社会問題等、物流センターを取り巻く環境の変化に対応していくためには運営管理も高度化させていく必要があります。
しかし、現実は日々の業務に忙殺され、対策を進めるための時間がない、対応するための人材を確保できない等の理由があり、「目先業務を乗り切るだけの運営」から抜け出せず、運営管理の高度化の必要性は理解していても対応が進んでいないケースが散見されます。
そこでアビームコンサルティングは、より高度な運営管理の実現に向けて、ダッシュボードをパッケージ化したソリューション「Analyst-DWC」を開発^※いたしました。

※DWC：Digital Warehouse Controlerの略
※株式会社YEデジタル社と共同開発

ビジネス環境の変化や多様化する社会要望に対応するため、物流センターには高度な運営管理が求められます。昨今、人口減少に伴う労働力不足により、労働力獲得競争が激化しています。このような状況下では、限られた人的リソースの効率的な活用や、ベテラン管理者の経験と勘に頼った属人的な運営から脱却した運営管理の業務標準化が重要です。
こうした背景から、データドリブンで意思決定し、運用全体のPDCAサイクルを効果的に回すことで、誰でも運営管理業務を行える仕組みを再構築することが求められています。

「目先業務を乗り切るだけの運営」から脱却する第一歩として、データを利活用し、データドリブンによる運営の高度化を図ることが必要です。

本ソリューションは、作業員や設備リソースの稼働状況など、物流センター内のオペレーションデータを収集・蓄積することでリアルタイムに現場を可視化し、データ利活用を通じた倉庫管理業務の高度化を実現します。

さらに、作業遅延・滞留の検出や、作業員の適正配置、在庫ロケーションの見直しといった、主要な倉庫業務に関する意思決定シナリオを想定した機能により、意思決定を加速させます。

必要な情報をいつでも確認でき、誰でも迅速かつ正確な判断が可能な運営管理の高度化を実現することで、生産性最大化による人件費削減や、精度の高い物流センター能力評価・設備投資判断に貢献します。

本ソリューションは、管理者が直感的に活用できる進捗モニタリング機能を有しています。これにより、作業工程の可視化と進捗推移予測を実現します。

進捗確認画面では、現時点までの予定と実績情報を時系列に表示するだけでなく、将来の作業量を踏まえた作業完了予定も提示します。工程ごとの生産性実績を基に時間経過による進捗推移を予測します。
さらに、人員配置シミュレーション画面では、現時点の工程別作業員の過不足を表示し、人員配置を見直した場合の進捗シミュレーションが可能です。
運営管理に必要な可視化された情報を確認することで、次のアクションを迅速に判断するサポートを提供します。
画面の構築は、当社がコンサルティングで培った知見を活用し、具体的な実務シーンを想定して設計しています。

本ソリューションは、倉庫業務のKPI分析・物流センターの能力評価機能を有しています。
具体的には、複数のシステムやデバイスから集めたデジタルデータを一元管理・蓄積し、生産性達成率、設備稼働率、ABC分析などの現場運用に必要なKPIの分析結果を表示します。
また、物流センターの能力評価は、一般的に物流センターごとの独自ロジックでKPIを算出していることが多く、物流センターの能力を横並びで比較・評価することが難しい状況にあります。本ソリューションを導入することによって、統一されたロジックで計算されたKPIにより、物流センター間の比較・評価が可能となります。

ロジックは、当社の倉庫業務のノウハウや支援実績に基づいた独自のロジックを構築しており、高精度な分析・評価を実現します。

クラウドソリューションとして提供することで短納期かつ低コストでPoCを立ち上げることができ、導入後の効果を確認した上でスピーディーな導入可否の意思決定が可能です。

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