特許取得済み 特許番号:第6866054号
特許取得済み 特許番号:第6866054号
株主資本主義からステークホルダー資本主義への変革が進む中、企業は、未来社会を見据えた中長期的な価値創出を継続しなければならないという難題に直面しています。
この課題を打破するための一つの要諦が、「統合型ESG経営」という経営管理です。これは、「企業のサステナビリティ」=収益を生み出す力の持続性と、「社会のサステナビリティ」=将来的な社会の持続可能性を同期化することにより、企業価値向上を実現する経営管理を指します。この経営管理への変革により、事業活動を通じた財務・非財務価値創出と資本拡大を実現し、戦略的に資本の投入先を選定するという一連のプロセスにより、企業価値向上が実現できます。
統合型ESG経営への変革には、ESGを含む5つの非財務資本を管理し、いかに自社が企業価値向上までの価値関連性を紡いできたかを解明し、寄与度の高い取り組みの「選択と集中」を繰り返すことが重要です。
しかし、ESGに関する取り組みと企業価値との関係性を明らかにできなければ、この変革を実現することはできません。
アビームコンサルティングはDigital ESG Data Analyticsにより、ESGと企業価値との関係性を定量的に分析することで、日本企業の「統合型ESG経営」という新たな経営管理への挑戦を支援します。
ESG活動と企業価値との関係性を実証することで、自社のESGの取り組みや非財務資本への投下を、経営戦略・経営計画や事業計画と整合させて管理し、その内容を適切に情報開示ができるようになります。
一部の先進企業では、すでにDigital ESG Data Analyticsの分析結果を経営に活かしつつ、投資家などステークホルダーとのエンゲージメントにも活用し始めています。
Digital ESG Data Analyticsでは、自社内で保持しているESG関連の定量的な実績データを対象に統計的な分析を実行し、ESGが何年後の企業価値にどの程度影響を与えるか、またそこに至るまでにどのような価値関連性をたどるかを実証します。
実行にあたりアビームコンサルティングは、分析対象とするデータの特定、収集、分析、結果の整合性検討、経営管理への活用まで、一貫してご支援します。分析の手法は、クライアントとのESGデータ分析の取り組みの中で構築したものであり、分析結果を活用したクライアントによる情報開示は、機関投資家などを含む外部ステークホルダーからも多くの信任を得ています。
社会環境や経営戦略などに表れる企業意思が変化していく中で、資本投下の「選択と集中」という判断を繰りしていくためには、蓄積が進むESGデータに対して、定期的に分析を実行することが必要となります。
そのためアビームコンサルティングが分析を担うだけではなく、クライアントが自身で自由にDigital ESG Data Analyticsの分析を実行できるツールをご提供できる体制を整えています。
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