2025年9月10日
2025年9月10日
アビームコンサルティング株式会社(以下、アビームコンサルティング)は、全国共済農業協同組合連合会(以下、JA共済連)が9月10日に提供開始した「交通安全MAP」のシステム構築およびリリース支援を行いました。
「交通安全MAP」は、児童の登下校時における交通事故の未然防止と地域住民の交通安全意識の向上を目的とした、教育・地域支援のための情報提供ツールです。JA共済連が長年にわたり取り組んできた交通事故未然防止活動の新たな取り組みとして、交通事故情報を可視化した地図やデータの提供を通じて地域社会の安全づくりへの貢献を目指すものです。
本ツールは、主に学校や自治体などで開催される交通安全教室での活用や、小学生を対象とした家庭内・教育現場における交通安全指導での活用を想定しています。過去の交通事故発生データを地図上にわかりやすく表示することで、地域における危険箇所や事故傾向を把握し、交通事故の未然防止を実現することを目指しています。
アビームコンサルティングは、デジタルテクノロジーの力で社会変革を加速することを目指し、行政・医療・教育など様々な分野における社会課題の解決に取り組んでいます。本プロジェクトもその一環として推進し、児童の交通事故防止という喫緊の課題に対し、これまで培ってきた豊富な実績と知見を活かして、ツールの開発を支援しました。
具体的には、JA共済連が保有する自動車共済金支払データと、警察庁が公開する交通事故統計情報(オープンデータ)を組み合わせ、交通事故の傾向を「マップ機能」と「ダッシュボード機能」で視覚的に表示するシステムを構築しました。JA共済連の共済金支払データを活用することで、従来の公的統計では把握が難しかった軽微な事故や地方の事故情報を補完し、よりきめ細やかな事故情報の可視化を実現しています。さらに、子どもや保護者、教育関係者の視点を踏まえた設計により、どなたでも直感的に操作できるユーザーインターフェースを開発しました。これにより、交通安全教育の現場での実用性と利便性を高めています。
■「交通安全MAP」はこちら
https://social-ja-kyosai-kotsuanzenmap.jp/map/
今後もアビームコンサルティングは、様々な業種・業界へのコンサルティング実績と、デジタルテクノロジーに関する豊富な知見を組み合わせ、社会や企業の変革を支援することで、持続可能な未来社会の実現に貢献してまいります。
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