環境省による「外来種被害防止行動計画 第2版」の公表に向けた改定業務を実施

お知らせ

2025年6月10日

 アビームコンサルティング株式会社(以下、アビームコンサルティング)は、環境省が取りまとめた「外来種被害防止行動計画 第2版」の公表に向けた改定を含む業務全般を包括的に担い、計画の策定・推進に寄与しました。

 侵略的外来種は、生態系への影響をはじめ、農林水産業や人の健康に深刻な被害を及ぼす恐れがあることから、外来種対策は生物多様性の保全と持続可能な社会の実現において極めて重要な政策課題の一つです。環境省では、農林水産省および国土交通省と連携し、2015年3月に「外来種被害防止行動計画」を策定・公表し、我が国における中長期的な対策の方針を示してきました。

 その後、2022年12月に開催された生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」、および2023年3月に閣議決定された「生物多様性国家戦略2023-2030」を受け、外来種対策のさらなる充実と、国・地方公共団体・民間企業・国民など多様な主体による対策の主流化が求められるようになりました。

 そこで当社は、環境省による外来種対策の一層の充実と主流化の推進を目的として、「外来種被害防止行動計画 第2版」の改定の各種業務を実施しました。これまでに培ってきた、有識者検討会の運営経験、普及啓発媒体の制作実績等を活かし、有識者や国民からの意見収集・整理を通じた行動計画の改定、有識者検討会の運営、普及啓発を目的としたパンフレットの企画・制作に至るまで、包括的に担いました。

 これにより、構成や記載内容を含む文書全体の確定に至るまでの検討プロセスが円滑に進み、2025年3月末に「外来種被害防止行動計画 第2版」およびパンフレットが公表されました。

 「外来種被害防止行動計画 第2版」は、以下URLよりご覧いただけます。
 https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/actionplan2.html
 今後も当社は、豊富なコンサルティングサービスや専門的な業界知見を通じて、環境・生物多様性分野における政策をはじめ、社会課題の解決に向けた取り組みを支援し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

 

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