古くから続くビジネス形態である農業の現状と動向から、次世代ビジネスのヒントを紐解く本シリーズの第2回では、農業の生産性を上げていくことや、新しい農業を実施していくためには、様々な事象の様々なデータを取得しシンプルに理解し、客観的なデータに基づき次の行動につなげることが重要だと述べた。これは言い換えると、大量のデータを集め・分析していくことが、複雑化された事象の理解に役立ち、農業にとどまらず、次世代ビジネス創出に向けて有用であるとも考えられる。
第3回では、アビームコンサルティングが提供するData Management & Analyticsサービス(ビジネスシーンにおけるデータ活用/BIの仕組みを作り、その仕組みが継続的に発展していくための支援をするサービス)を農業(一次産業)に適用することにより、どのような化学反応を起こしていけるのかを考察し、次世代ビジネスの創出に向けた示唆を得ていきたいと考えている。
なお、ここでいう次世代ビジネスとは、価値観が多様化する昨今においてこれまでの価値観では測れなかった新しいビジネスという意味で利用している。