加速度的に増していく情報のスピード・量・質に対応し、すばやい変革の決断ができる企業が優位なポジションを獲得するようになって久しい。その手段としてDX推進を主要な経営戦略の一つとする事が当たり前になってきている。
DX推進は、課題整理⇒影響測定⇒優先順位付け⇒対応手段検討という流れで進むことが多いが、課題整理の中で予算編成・見込策定・予実管理・データ分析・見える化といったキーワードは必ず出てくる。
これらのキーワード(特に予算編成・見込策定・予実管理)に対するDX化の手段として、EPMツールの導入を検討する事が多い。しかし、ツールがもたらす効果や、「使いこなす」イメージを具体的に持つ事ができず、導入慎重論が優勢となりDX化を見送る事例も多くある。
本インサイトでは、デジタル系EPMツールの導入効果は業務負荷低減だけではなく、ビジネス変革に追随しつつ経営判断も支援するという導入効果のイメージレベルを向上させ、「使いこなす」感覚をもつ為の参考になれば幸いである。