新たな価値創出の実現に資する統合データ活用プラットフォーム実現支援

ソリューション

最適なプラットフォームを利活用することによるデータドリブン経営の実践・高度化

急激な変化に晒され不確実性が高まっている昨今のビジネス環境において、カスタマーの多様化するニーズへの的確な対応・そのための迅速な意思決定を可能とするデータドリブン経営の実現は、企業における新たな価値創出・競争優位性を確保する取り組みの一つとしてその重要度が増しています。この経営手法を実践するにあたっては、データに対するリテラシ・分析能力を存分に発揮することが前提となり、そのために一定の品質が保証された各種データをリアルタイムに収集し、オンデマンドでアクセスできる最適なプラットフォームがをが必須となります。

アビームコンサルティングは、豊富なプロジェクト推進/テクノロジー知見をもって、価値創出に資するデータ活用プラットフォームの迅速な実現を支援します。


背景

柔軟性・拡張性・整合性を備えた実効的なプラットフォームを構築しきることの難しさ

企業内外には多様なデータが存在しますが、サイロ化・硬直化したシステムおよびその運用方式、データやシステムに対するオーナーシップやステークホルダー間の利害関係、あるいはデータプラットフォームに関する知見・人材不足が起因となり、全社あるいは企業間を跨ぐデータ活用の実現の妨げとなっています。また、プラットフォーム導入には複雑に要素が絡み合い、テクノロジー・ソリューションへの理解・専門スキルやノウハウの幅の広さや深さとともに、システム間・部門間・企業間の敷居を超えて推進し、目指すべき方向に導く強力なリーダーシップが必要となります。

課題

ビジネスに寄与するデータマネジメント基盤の整備には、製品やソリューションの知見に留まらず、データ利活用のユースケースや管理運用における理解と経験が必要

問題点

  1. 方針定義 設計の拠り所
    新たな洞察を求めるようなデータ利活用においては、将来的なビジネス変容や要件を出し切りシステムを設計することは不可能。将来的な要件や課題を想定した方針を定義できる深い理解と経験が求められる。
  2. アーキテクチャ選定
    多様なサービス群から、データの源泉となるシステム構成と利用を想定するサービスに対する最適なアーキテクチャを選定し、その理由付けを行うことは重要なタスクであるが、難易度が高い。
  3. タスク定義と進め方
    実現可能性を考慮したスコープの決定、状況に応じた進め方・役割の定義などについて部門間で円滑に合意形成を行うには、専門的なスキルが必要。

アプローチ

アビームコンサルティングが有するデータやシステム、運用の知見を活かし、目指すべきゴールや個社の状況に応じて、プロジェクトの立ち上げからデータ活用基盤の実現までの計画策定を支援します。

  • アビームコンサルティングが有する知見
    • 業務とシステムに対する双方の理解と経験
    • データプラットフォームに対するアーキテクチャデザインの知見
    • データ利活用のユースケースの知見
    • データ管理運用に対する知見
    • プロジェクト計画や推進に対する知見

特長

  • データ利活用のユースケースや運用を想定した方針定義

    データ利活用、システム運用、セキュリティなど様々な観点で、頻出するユースケースや課題を想定したうえで、最適な方針定義を行います。

  • 状況や要件に合わせ最適なアーキテクチャを検討

    幅広いデータ活用関連サービス/製品に関する知見をもとに、既存の基盤環境や運用体制などを考慮し最適なアーキテクチャを定義します。
    各種デザインパターンや課題事例を活用し具体的な実現イメージの理解を深め、最適なデータ活用基盤を検討します。

  • クライアントの状況に応じた適切な進行とスコープ定義

    様々なクライアントへのデータ活用支援の経験を活用し、クライアントの状況(目的、期間、予算、組織/体制)に応じた計画を立案します。

詳細

方針定義の進め方

方針定義をせず構築、運用されたデータ活用基盤は、将来的なデータ利用者の増加、取り扱うデータ範囲やボリュームの拡張への対応が困難になります。
アビームコンサルティングではデータ利活用の要件が具体的に固まっていない状態でも、ビジネスの方向性やシステムの運用状況をヒアリングし、データ利活用で想定されるユースケースや、運用観点で想定される課題を仮説立てし、設計や運用に活かすべき方針定義を支援します。
目的やスコープに応じて必要となる方針定義もご提案しながら決定します。

  • 例)

    ・データ管理/処理方針

    ・セキュリティ全体方針

    ・ID管理アクセス方針

アーキテクチャデザインパターンの知見を活かしたオーダーメイド

現在利用されているCloud Platfomや製品サービスとビジネスの方向性を考慮し、最適なアーキテクチャを検討します。
データ活用基盤構築の豊富な支援実績から、各データ活用関連製品/サービスへの理解のみならず、データ連携基盤とデータ蓄積基盤において考えられる機能要素とデザインパターンの知見があり、スコープや方針に応じたテーラーメードが可能です。

  • 例)

    目的に合致した品質(精度、鮮度、粒度)を維持し、利活用を可能とするデータマネジメントプラットフォームの定義
    インフラやサービスに求める要件の整理、データマネジメント方針との整合を管理

プロジェクト化に必要な計画策定まで支援

アーキテクチャ定義後は、それを実現するためのプロジェクト計画の策定が求められますが、その内容次第で成果が大きく変わります。
アビームコンサルティングでは、様々なデータ活用基盤構築の経験を活かし、効率性や実現性の最大化を通じて高い成果が期待できる推進計画の策定支援を行います。
その他、体制や役割分担、スケジュール、RFP作成等を含めたシステムベンダーとの調整など、具体的な実務まで踏み込んで支援を実施します。

プロジェクトのスコープについては、背景と目的を整理しフェーズの考え方の合意形成を経て実現可能な進め方を検討します。

  • 計画内容の例)

    1.プロジェクトの背景と目的

    2.プロジェクトスコープ

    3.システム全体構成(アーキテクチャ図)

    4.機能要求一覧、データ取り込み対象範囲

    5.マスタースケジュール

    6.プロジェクトの進め方

    7.プロジェクト体制

Contact

相談やお問い合わせはこちらへ

専門コンサルタント