サステナビリティ情報開示対応に向けた旅費にかかるScope3算定業務の最適化

住友商事株式会社
事例
  • 商社
  • SSBJ・ESRS対応
住友商事株式会社ロゴ

2027年3月期よりサステナビリティ情報の開示が義務化されることを受け、住友商事株式会社はScope3(旅費に関する温室効果ガス排出量)算定のためのデータ基盤の整備を継続している。アビームコンサルティングは、サステナビリティ情報開示およびSAP Concur®活用に関する知見を活かし、現状調査から算定業務の自動化までを3か月間で支援した。その結果、算定工数の大幅な削減と精度向上を実現した。

経営/事業上の課題

  • 2027年3月期のサステナビリティ情報開示義務化に伴い、Scope3(旅費・交通費)のGHG(温室効果ガス)排出量算定業務の効率化・精緻化が課題
  • 従来の算定業務はマニュアル作業が中心で、煩雑さや精度のばらつき、業務標準化の遅れが課題

課題解決に向けたアビームの支援概要

  • 旅費に関するGHG排出量算定業務の現状を整理し、業務プロセスをマニュアル化
  • SAP Concur®のデータを活用した旅費にかかるScope3算定・可視化ツールを整備し、算定業務の自動化・標準化を推進

支援の成果

  • SAP Concur®のデータを活用した旅費にかかるScope3の算定・可視化
  • 旅費にかかるGHG排出量算定における算定工数削減、精度の向上
  • サステナビリティ外部情報開示・報告業務の効率化

マニュアル作業の刷新とグループ全体での算定統一化への課題

旅費・交通費に関するScope3のGHG排出量算定は、従来マニュアル作業に依存しており、効率性・精度の両面で課題が顕在化していた。こうした背景のもと、住友商事との共同出資による株式会社GXコンシェルジュの設立をはじめとしたGX(グリーントランスフォーメーション)領域での共創の一環として、アビームコンサルティングが2025年4月から本プロジェクトを支援することとなった。

自動算定から始める業務効率化へのロードマップ策定

本プロジェクトでは、将来的な業務自動化やAI活用を見据え、段階的なアプローチを採用した。まずは分析ツールによる自動算定(Step1)を実現し、今後は住友商事社内に点在する関連データの自動集計(Step2)を目指す方針である。これにより、算定業務の効率化・精度向上を実現するとともに、将来的な集計業務の標準化・効率化の基盤を強化していく。

Scope3算定業務の自動化に向けた段階的アプローチ Scope3算定業務の自動化に向けた段階的アプローチ

サステナビリティ×Concur®の知見・実績による業務効率化・精度向上

アビームコンサルティングは、現状手作業で行われていた旅費にかかるScope3算定業務に対し、SAP Concur®のデータを活用した算定・可視化の実現を支援した。これにより、算定業務の工数削減と精度向上を可能とした。
GXやサステナビリティ領域の知見・実績と、旅費経費領域の業務・システム改革のノウハウを組み合わせることで、算定業務の自動化や標準化を円滑に推進した。特に、住友商事におけるSAP Concur®導入支援の経験を活かし、関連データの所在や活用方法の勘所を把握していたため、迅速かつ負荷の少ない形でプロジェクトを進めることができた。
また、本活動を対外的に発信することで、住友商事社内におけるサステナビリティ活動への意識向上にも寄与している。

データ基盤整備を通じたScope3算定業務改革とアビームの提供価値 データ基盤整備を通じたScope3算定業務改革とアビームの提供価値

当社グループのScope3排出量については、2024年度実績より全カテゴリー算定の上で開示を行っておりますが、旅費にかかる排出量については、マニュアル作業を中心とした算定を行っており、効率性・精度の両面で課題を感じていました。
今回、アビームコンサルティングに算定業務の自動化に関する支援をいただき、算定業務の工数削減と精度向上を実現することができました。
引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

サステナビリティ推進部 部長代理
情報開示チームリーダー
稲村 敦志 氏

Customer Profile

会社名
住友商事株式会社
所在地
東京都千代田区大手町二丁目3番2号 大手町プレイス イーストタワー
設立
1919年12月24日
事業内容
多様な商品・サービスの販売、輸出入および三国間取引、国内外における事業投資など、総合力を生かした多角的な事業活動を展開
資本金
2,216億円
住友商事株式会社ロゴ

2026年3月19日

専門コンサルタント

  • 鳥居 皓

    Director

Contact

相談やお問い合わせはこちらへ