COVID-19によるパンデミックが世界中の経済活動や企業活動に大きなインパクトを与えています。
そのインパクトは、パンデミックの終息までの影響に留まらず、世界規模の経済活動や社会活動に影響を与えることが予想されています。
私たちは、この危機に直面して、3つの重要な命題と向き合うことになるはずです。
第1の命題は、いうまでもなくパンデミックとの闘いにおいて生存を確保すること。
第2の命題は、COVID-19との共存において高まる不確実性に対処すること。
第3の命題は、パンデミック終息後に希望のある未来を創造すること。
社会や組織の一員として、そしてひとりの人間として、私たちはこれら3つの命題と向き合い、予測困難な一定期間の時間軸において、同時並行的に最適解を導き出さなければなりません。そのことは、企業経営においても、非常に難しい舵取りが求められることを意味しています。
また、歴史の教訓から、パンデミック後はそれ以前の大きな潮流(メタトレンド)が一気に加速する傾向にあるともいわれます。私たちは、こうした大きな潮目の変化を捉え、全ての命題に果敢に挑戦し続けることで、With/Post COVID-19の未来をより豊かで、持続可能な世界にする使命を負っています。
本稿では、企業にとってのWith/Post COVID-19に焦点を当て、私たちアビームコンサルティングの視座をご紹介し、未来との向き合い方を考えてみたいと思います。