昔は”台風シーズン”と言えば夏から秋にかけてでしたが、近年はシーズンの早期化・長期化が顕著になり、地震や火山噴火も、"忘れたころに"ではなく"忘れる前に"頻発しています。すでに、国・自治体は自然災害により速く・より適切に対応するため、日々検討や訓練を行っています。本稿では、従来は無かった新しい技術・情報を加え、自然災害と”新たな向き合い方”を目指す取り組みについて考察します。
第1回目では、アビームコンサルティングで社会実装の準備を進めている、高度自然言語処理技術を活用し、SNS状況把握をサポートする情報通信プラットフォーム(Emergrid)についてご紹介しました。
第2回目は、プラットフォームの研究開発、社会実装の準備を行いながら学んだ防災の「今」を通じて、感じている課題やアビームコンサルティングが果たすべき役割等について触れていきます。