クライアントのゴール達成までを最短のアプローチで描く——。
リーン開発の現場で培った知見を武器に、クライアントと一体となって
プロジェクトを推進するシニアスペシャリストをご紹介します。

 

A.N

Why ABeam ?

A.N

前職はSIerとしてBtoC向けサービスのシステム開発に携わっていました。クライアントのオフィスに常駐し、サービスの追加機能開発や、新たな機能を短いスパンでリリースするリーン開発を担当してきました。特にリーン開発の部署では1週間でリリースというスピード感のあるサイクルで開発を行っていたのでテクノロジーへのケイパビリティもさることながら、どのようなアプローチ、ツールを活用すればより早く開発できるのかを自ら考える力がついたと思います。

サービスリリースに向けた開発はやりがいもありましたが、テクノロジーへのケイパビリティだけでなくクライアントと対峙して物事を進めていく折衝スキルを身に着けたいと思い転職を決意しました。

転職活動の中では、これまでの常駐先と同じように闊達に意見を交えながら働くことのできる環境を希望していました。アビームの内定が決まった後に入社するか迷った時期もありましたが、先輩のコンサルタントが親身に話を聞いてくれ、「決断力も必要だ」とはっきりと意見を伝えてくれたことにより、上下関係なく意見を交わせる自由度があると感じ、入社を決めました。入社後は、クライアント向けのプロジェクトだけでなく、自社に関連するITプロジェクトへの参画などクライアントサービスだけではない幅広い業務に携わっています。

Experiences in ABeam ~ Impressive Project~

最も印象的なプロジェクトはグローバルに展開している機械部品メーカーのセキュリティシステムのバージョンアップと、新たな認証アプリケーションの検証支援に関するものです。クライアントの海外拠点で内部システムのセキュリティインシデントが発生したことを機に、グローバルセキュリティガバナンスの強化が急務となっていました。私達のチームではクライアントの業務プロセスやシステム環境に合う形で、新たなセキュリティ認証手法と今後の運用方針策定を提案しました。

3か月という限られた期間内で、新たなテクノロジーをキャッチアップし検証することや、クライアントの環境にあったシステム導入はチャレンジングなものでしたが、アビームにはセキュリティの専門チームをはじめ、多様なバックグラウンドを持つ仲間がいるので、様々なサポートを得ながら解決の糸口を探し、検証をクイックに繰り返すことで最適な設定や手法を見つけ出すことができました。

短い期間で結果を求められるプロジェクトを成功させるためには、クライアントの理解と協力が欠かせません。今必要な機能は何か、優先すべき課題は何か―といったことを常にクライアントと議論し、時にはクライアントに取捨選択を迫ることもありました。技術的な裏付けやゴールまでの最短のルートを提案し、クライアントが理解しやすいよう工夫し、予定通りにプロジェクトを完遂することができました。前職のリーン開発で培った「未知のものをいかに早く作り出し、プロジェクトを進めていくか」という点と、アビームで学んだ「業界特有の事情や業務プロセスを考慮しクライアントにとって実践的な提案」の双方が成功要因だと思います。

コンサルティングの現場では、クライアントから、「AIスピーカーを入れたい」といった新しいテクノロジーを取り入れること自体が目的化する依頼を受けることがあります。そのような時は、「そのテクノロジーを使うことでどのような目的を達成したいのか」「クライアントのビジネスモデルや業務プロセスにそのテクノロジーが最適か」をきちんと検討・評価し、クライアントが本当の意味で変革できるのかを一緒に考えるようにしています。そのためには、クライアントが抱えている潜在的な課題に気づき、解決までの道筋まで提案すること、そしてその繰り返しの中でクライアントと信頼関係を築き、期待以上の価値を提案すること、それがアビームの価値であると感じています。

Future ~Growth Story~

A.N

今後はスペシャリストとしてより専門性の高いテクノロジーを研鑽していくとともに、チームマネジメントの経験を積んでいきたいです。クライアントを取り巻く環境や抱えている課題は千差万別で、アビームに求められる役割も常に変化しています。上司の仕事の進め方を見る中で、クライアントの納得感を得るためには「誰が」「どの成果物を」「いつ」提案するかが重要だと感じています。

今は上司がメインで提案することが多いですが、常に自分がプロジェクトを代表して提案する機会を想像し、「誰が」「どの成果物を」「いつ」提案するのがベストであるかを分析するようにしています。これまでに培った幅広い業界に対する知見やテクノロジーへのケイパビリティ、そしてクライアントを巻き込んで実現性のあるプロジェクト推進を行うことのできる、スペシャリストを目指していきたいです。

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ITマネジメント

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