CROSS TALK対談

シニアコンサルタント
戦略ビジネスユニット
伊東 那奈
Digital-Tech Leapグループ
X realizationセクター
松井 理恵
誰もが自分らしく働き、
成長できる環境作りをボトムアップで推進
多様な個性を持つ人材が互いに尊重・刺激し合い、自分らしい働き方で挑戦や成長を続けられる環境づくりを目指し、ワークスタイル変革を推進しているアビームコンサルティング。そんなフィールドで活躍する2人のコンサルタントに、アビームコンサルティングの特徴や魅力、ダイバーシティ&インクルージョンの取り組みについて伺いました。
  • やりがいのあるチャレンジングなフィールド

    • これまでのキャリアと現在の業務について教えてください。
    • 松井理絵さん(以下、松井) 
      私は2010年に中途入社しました。前職は業務パッケージシステムを導入するSIerにおりました。社風も自分に合い、いろいろな業務を任せてもらえ、成長もできて楽しく仕事をしていましたが、一方で結婚などのライフイベントを経ても活躍している女性が非常に少なく、今後のキャリアに不安がありました。また、導入したシステムが十分に活用されていない状況を目の当たりにしたことで、クライアントの課題をより本質的に解決したいという思いが募り、転職に踏み切りました。

      現在は、Digital-Tech Leapグループ X realizationセクターに所属し、シニアマネージャーとして、自動車メーカーの顧客向けサービスを支援するプロジェクトをマネジメントしています。これまで私は、クライアントの経営基盤、基幹業務向けのサービス支援プロジェクトを多く手掛けてきており、コンシューマー向けのサービス支援のマネジメントは新たなチャレンジでした。チャレンジさせていただいたことに感謝し、成長を実感しながら日々従事しております。
    • 伊東那奈さん(以下、伊東) 
      2018年に新卒で入社しました。業界問わず複数のプロジェクトを経験した後、2021年に戦略ビジネスユニットに異動し、現在はシニアコンサルタントとして、総合商社のグループ会社に対するDX推進ロードマップの策定支援というプロジェクトに従事しています。
      個社のみならず、バリューチェーン全体を見渡す高い視座を持っていないと本当に意義のある提案をすることは難しいですね。ハードルの高さを日々痛感していますが、日々チャレンジングな課題に取り組むことができるため、難しさと同時に充実感も覚えています。
  • One Teamで課題に挑む

    • ビジネス環境が変化する中での、アビームコンサルティングの特徴や魅力とは。
    • 松井 DX推進に取り組む企業が増えており、アビームにもDX推進支援のご相談が多く寄せられています。DX推進は業務をデジタル化するだけでなく、組織や枠組みの変革、それを推進する人材確保が必要です。クライアントによってはその変革に課題を抱えていたり、DX導入後に新たな課題が出現したりすることもあります。アビームのコンサルティングは、それらの課題に対し、企画提案から実現、評価までクライアントと共創してご支援します。立案、提言だけではないこのアビームのコンサルティングのスタイルが、お客様満足度調査で高い評価をいただくことにつながっているのだと思います。
    • 伊東 一方で、社内の特徴としては、個人の経験や知見を惜しまず共有する文化があると思います。とくに私の最初の上司がそういう気持ちや心遣いを持つ社員でした。私が壁にぶつかった時に、上司は、過去に自身が作成した資料を私に共有し、経験を元にポイントを細かに説明してくれたのです。また、総合系コンサルティングファームということで、どの業界、領域に関しても社内にエキスパートがいるのも強みです。誰かが困難な壁にぶつかった際は、知見を共有し、一緒にアイディアを練って考える、といった共創する風土も醸成されています。
    • 松井 特に今は、社会やビジネスを取り巻く環境が激しく変化する時代であり、コンサルティングの仕事は多岐にわたる知識やスキルが求められます。私たちはチームで仕事をしますが、チーム力を最大化するためには、一人ひとりの持続的な成長も必要です。個人の成長をサポートする仕組みとして、長期的なキャリアを支援するカウンセリング制度や、スキル習得だけでなくマインド醸成の研修も多数用意されています。
  • 積極的かつ多面的にダイバーシティ&インクルージョンを推進

    • アビームコンサルティングのダイバーシティ&インクルージョンの取り組みについて教えてください。
    • 松井 アビームにおけるこの取り組みの特徴は、人事と現場のコンサルタントが共に連携し、推進しているところです。社員の生の声を聞きながら課題認識を持って動いているので、社員が必要としている取り組みが計画でき、推進できていると思っています。
      ダイバーシティ&インクルージョンでは、様々なテーマに沿って取り組んでいますが、私と伊東はGender Diversityにフォーカスしたチームに参画しています。これまでも、女性社員が持続的にキャリア形成できるような土台づくり等を実施してきましたが、今後は社員が抱える悩みや不安を払拭し、キャリア形成に必要なマインドセットを整えることを目的とした社内のメンタリングプログラム(Across 1on1)の浸透を強化していきたいと思っています。
    • 本取り組みは、ジェンダーに関わらず利用できるプログラムであり、所属部署の上位者とは異なる立場の類似経験を持つ先輩社員と面談することができます。面談する側(=メンター)は、基本的には管理職以上の社員からの公募制で、現在200名程度の社員が登録しています。登録者のプライベートも含めた経験値を収集してキーワードで可視化し、面談を受ける側(=メンティー)とマッチングさせています。
    • 実際に利用したメンティー側の社員からは、「漠然と不安に思っていたが、いろいろなことがクリアになり、前向きになれた」「自分の状況にあった働き方をすればいいということに気付けた」といった声がありました。またメンター側の社員からも、「一緒に話すことで自分のキャリアを整理できてプラスになった」という声が届いており、効果を実感しています。
    • 伊東 女性活躍推進の取り組みでもう1つ注力しているのが、管理職候補の女性社員向けに行っている”キャリアデザイン研修”です。自分自身が進みたいのは、どのようなキャリアなのかを考えるための視点やスキルについて、外部講師の方からのレクチャーを通して学んでいきます。
    • 女性は特に、仕事と家庭を両立できるか、体力的にこなせるかなど、管理職に対するハードルを無意識に設けてしまいがちです。そうしたハードルを取り除くことがこの研修の目的です。改めて自分自身を見つめ直し、自身がどのような不安を抱いているのかを言語化し、同じような立場の社員との共有や、先輩社員の話を聞くことで、自分らしいキャリアを描き、ネクストアクションにつなげることを目指しています。
    • 松井 管理職につくためには、もちろん評価条件を満たしている必要はありますが、女性の傾向として、高評価の社員でも管理職につくことを選ばないケースもあるため、女性特有の無意識のハードルを取り除き、キャリアの選択肢から排除しないマインドを醸成する取り組みとして実施しています。
    • 私もシニアマネージャーにチャレンジする際は2年ほど迷いました。職位が上がれば上がるほどトップダウン型のリーダーシップを求められる印象があり、自分にそれができるかという悩みがあったのです。そんな私の背中を押してくれたのは、カウンセラーの女性役員の方の言葉でした。リーダーシップには、トップダウン型だけでなく、方向性を示してメンバーを導くようなビジョン型のリーダーシップなどもあると言われ、自分にあった管理職像を作っていこうというマインドになれたのです。そういったきっかけをもらえる場を提供できたらと思っています。
    • 伊東 研修の参加者からは、「ポジティブなマインドになれた」「自分自身のキャリアプランを見直すきっかけになった」「実際に昇進にチャレンジしようと思えた」という声があり、満足度の高い研修となっているため、対象者の拡大も見据えながら続けていきたいと考えています。
    • 松井 こうしたアビームのGender Diversityの取り組みは、女性社員個人に向けた取り組みだけでなく、その周りを取り巻く環境や関係する人への啓発も目的としており、多面的にいろいろな施策に取り組んでいます。
    • 伊東 また、アビームでは、「コンサルタント=ビジネス界のアスリート」と捉え、一人ひとりが心身のコンディションを整え、活き活きと働くことでパフォーマンスを高めることを目指し、ワークスタイル変革を推進しています。その取り組みの1つがダイバーシティ&インクルージョンであり、その他に、Well-BeingとSmart Workという要素があります。
    • 松井 例えばWell-Beingでは、社員一人ひとりが心身のコンディションを整え、変化への適応と、パフォーマンス向上に繋がる環境づくりを目指し、近年では脳活を中心としたパフォーマンス向上とレジリエンス向上にフォーカスし、取り組んでいます。
    • 伊東 Smart Workでは、社員一人ひとりの背景に合わせて、それぞれの価値観にあった働き方を自律的に選択できる風土を実現するために、働く場所、働く時間、キャリア・スキル開発の観点で、必要な選択肢として多様な制度を導入しています。クライアントに対しても、働き方改革に理解を求めるため、提案書に条文を記載しています。私自身、ワークライフバランスがとれているのを実感していますし、育児中の上司の姿を見ているため、この先私が当事者になってもアビームで継続的にキャリアを形成できるだろうというビジョンが見えています。
  • 共に挑戦し、成長する

    • 最後に、メッセージをお願いします。
    • 伊東 クライアントの悩みに真摯に向き合うコンサルタントの仕事は、プレッシャーがかかる場面も多く、決して楽な仕事ではありません。しかしその分、自分自身のやりがいや成長を実感できる仕事だと思っています。アビームには、社員のチャレンジや成長を応援し、サポートしてくれる風土がありますので、ぜひ安心して飛び込んできてほしいです。
    • 松井 コンサルタントとして、企業の経営課題を解決しクライアントのビジネス変革に伴走しながら、私たち自身も成長していける方とご一緒できたらと思います。
  • 数字で見るアビームのGender Equity

    • 女性活躍推進の指標(KPI)として、全社員における女性比率および管理職における女性比率の目標値を策定しています。また、ジェンダーに関わらず長期的にキャリア形成できる仕組みづくりの一環として、男性育児休業取得促進に取り組んでいます。
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