時代の変化を的確に捉え、サービスドリブンで自動車業界を変革に導く

自動車メーカーでの新規事業の豊富なマネジメント経験を活かし、コンサルタントの立場として、日本の自動車業界全体の競争力強化に向けて取り組むシニアエキスパートを紹介します。

 

K.H

Experiences in ABeam ~ Impressive Project~

CASEやMaaS、DX×CXによって拡大するサービスソリューションの時代

K.H

昨今の自動車産業では、「大革命期」とも言える変化が起きています。それは大きく分けて「CASE※1」と「MaaS※2」、DX×CXの3つのキーワードに集約されます。
私が所属するアビームの自動車・製造ビジネスユニットは、製造業やMaaSについて豊富な支援実績はあるものの、CASEやDX×CXの領域への対応はさらなる発展の余地があると感じています。加えて今後、自動車メーカーと共に将来的なビジョンを描いていくためには、「モノではなくサービス」として自動車産業を大きく俯瞰できる構想力が必要であると考えています。

私は現在、クライアントである自動車メーカーと共に、自動車販売の在るべき姿を刷新するためのプロジェクトに挑戦しながら、アビームとしての次世代の自動車産業を見据えたコンサルティングサービスの事業の在り方やビジネスモデルを構築する業務にも従事しています。アビームがこれまで自動車の開発や製造の分野で築いてきた実績とクライアントからの信頼を次の世代のために拡張し、事業の基盤をさらに強化していく取り組みが必要であると思っています。
具体的には、社会課題と企業課題を整理した上で将来を予測し、事業の改善や新しい取り組みを実現していくかが問われており、先ずは構想企画が最も重要であると考えています。広義には「人類が存続、発展するためには何を各々が担えばよいのか」や、狭義には「お客様に喜びが訪れるか」のカスタマーインの思想が全体で繋がり最適化されていなければなりません。外部の情報をできるだけ多く集めつつも、潮流や周囲に惑わされずに世に無いひらめきも必要であると感じています。

  • ※1 CASE
    自動車の技術や利用方法の変化を示した言葉で、①Connected(通信機能)、②Autonomous(自動運転)、③Shared & Services(共同利用とサービス)、④Electric(電動化)を指す。

    ※2 MaaS(Mobility as a Service)
    自動車を軸とした次世代のさまざまな移動型サービスの総称。

Why ABeam ?

自動車メーカーでの経験を、自動車業界全体の発展のために還元する

私にとってアビームは初めて経験するコンサルティングファームであり、これまで在席した自動車メーカーでは、一技術者の枠を超えて、実にさまざまなテーマや課題に取り組んできました。当時を振り返ると、その時代において最先端とされるテーマに取り組める機会に恵まれていたと感謝しています。具体的には、新しい設計手法である「MBD(モデルベース開発)」の構築やCASE企画、オンライン販売、次世代コネクテッド関連の事業企画、データプラットフォームの構築、さらに顧客接点強化のためのDX施策などをリードしてきました。こうした私のキャリアからも分かるように、現在の自動車革命の推進には、自動車本体の技術側面だけでなくマーケティング、事業企画などの複眼的な視野を持つ人材が必要とされていますが、もちろん自動車本体の技術やサプライチェーンの総合力が極めて重要であることに変わりはありません。
私がアビームへの入社を決意した理由は、私自身の経験やキャリアを、特定の自動車メーカーのためだけではなく、日本の自動車産業全体の発展のために還元したいとの想いを抱いたからです。そこで、日本発の総合コンサルティングファームであるアビームであれば、大革命期を迎える自動車業界の競争力強化に向けた支援ができると確信して入社を決めました。

Future ~Growth Story~

課題に対する解にとどまらず、未来への布石を提案できるコンサルタントに

K.H

自動車メーカー時代から多くのコンサルタントと議論を交わしてきましたが、現在は立場が反転し、私自身がコンサルタントとして自動車メーカーに寄り添うことで、クライアント自身が言語化できていない潜在的な課題にも、理解し対応していくことが求められていると捉えています。
加えて、クライアントは顕在化された課題に対しての解決策・実現策を求めていますが、私は自動車業界の新しい時代を切り拓いていくための付加価値を提供していきたいという想いを持って仕事をしています。もちろん、それを採用するかどうかは最終的にクライアントである自動車メーカーが判断することですが、コンサルタントとしてクライアント企業の課題解決を通じた社会の発展までを見据えた共創パートナーでありたいと考えています。

過去には国レベルの大プロジェクトから部署レベルの小プロジェクトまで多種多様に関わってきましたが、新規プロジェクトのリーダーとして常に心掛けていたことは、時代の変化を感じ取り、「それは推進するべきか」と自問自答したときに「やるべきだと自信を持って決断できるか」です。その上で、「未来に貢献できるプロジェクトであるかどうか」に沿って、優先順位を付けることが大切だと考えています。
これからはコンサルタントの立場として、自動車産業の時代の変化を的確に捉え、社会そしてクライアントの成長に貢献していけるよう尽力していきます。

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