アビームコンサルティング、デジタル技術を活用し
横河電機の顧客向けウェブサービスの利便性向上を支援

　アビームコンサルティング株式会社 （本社：東京都千代田区、代表取締役社長：岩澤 俊典、以下アビームコンサルティング）は、横河電機株式会社（本社：東京都武蔵野市、代表取締役社長：奈良 寿、以下横河電機）の顧客ID統合基盤の導入に際し、本プロジェクトの要件定義や運営、ソリューション選定と導入までを一貫して支援しました。このプロジェクトは、デジタル技術の活用を通じてウェブサービスを利用するお客様の利便性を高めることを目的としたもので、基盤にはSAPジャパン株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長:福田 譲、以下SAPジャパン）が提供するクラウド型顧客ID統合基盤「SAP® Customer Data Cloud」を採用しました。本ソリューションの法人向けビジネス（B2B）での導入は国内初の事例となります。

【プロジェクトの背景】
　横河電機ではウェブサイトを通じて、各事業に関連した法人会員向けの多様なサービスを提供していますが、ウェブサイトを利用するためのIDは事業ごとに管理され都度ID登録・ログイン処理を必要とし、お客様の利便性の向上に課題がありました。さらには、グローバルで展開する新たなウェブサービスの提供を予定しており、GDPRをはじめとする各国の法制度に準拠した顧客IDの統合やシングルサインオンを早期に実現できるソリューションの導入が求められていました。

【導入の概要と本プロジェクトの特徴】

1. グローバルでの共通の顧客ID管理・活用基盤を構築
   問い合わせ受付等のインシデント管理や設備のリモート監視など複数の法人向けサービスウエブサイトの顧客IDを統合しシングルサインオンを実装。入力時の煩雑さを軽減するだけでなくデータ連携によりサービスを横断した利用を可能とし、今後のサービス拡張にも対応可能なグローバル共通顧客ID基盤を確立
2. セキュリティ強化やGDPR対応を実現
   スマートフォンアプリを使用した多要素／多段階認証によるセキュリティ強化や、GDPRに準拠した同意管理機能やプロファイル管理機能を活用し各国の個人情報規制に対応
3. 「SAP® Customer Data Cloud」の標準機能を活用し2か月での導入を実現
   　統合顧客ID管理が標準機能として搭載された同製品を選定するとともに、アビームコンサルティングが有するプロジェクトノウハウおよび同製品への知見を活用し、2か月での導入を実現
   
   【アビームコンサルティングの役割】
   　アビームコンサルティングは、横河電機の基幹システムの日本を含むグローバルでの導入実績を有し、長年に渡り同社のビジネスを支援してきました。その経験により培った業界知見ならびにグローバルでのデータ統合管理のノウハウを活用し、プロジェクトの要件定義から全体推進、システム導入までを一貫して支援し、プロジェクトを成功に導きました。