ホーチミン市の目標交通分担率(公共交通機関の利用率の目標)
ベトナムは順調な経済成長を進める一方で、ホーチミン市やハノイ市などの都市部を中心に慢性的な交通渋滞が発生し、国家的な課題となっています。
今後も同国における都市交通問題は一層深刻になることが見込まれ、持続的発展の基盤となる交通インフラの整備が求められています。
ホーチミン市の目標交通分担率(公共交通機関の利用率の目標)
ベトナムの交通渋滞の緩和に向け、公共交通機関の利用促進に向けた取り組みが国を挙げて進められています。
アビームコンサルティングは、日本政府のODA(政府開発援助)によるホーチミン市都市鉄道建設事業の一環として、鉄道の運営維持管理を行う現地組織の設立に向けた調査業務を実施。また、ハノイ市においては、独立行政法人国際協力機構(JICA)と東京メトロが実施する都市鉄道運営会社の設立支援事業に参画し、2013年から2016年にかけて、事前調査や財務マネジメント、ITシステム導入支援などを実施しました。
さらに、公共バス利用拡大の支援も担うなど、多面的にベトナム都市部の交通公共機関の利用促進に寄与し、渋滞緩和に貢献しています。
ハノイ市の都市鉄道の発展をともに実現させましょう
当社にとって初の海外案件でしたが、鉄道会計やシステム構築に精通するアビーム様に支援いただき、円滑に業務を遂行することができました。
また、アビーム様の事前調査により、東南アジア諸国の都市鉄道の財務スキームの把握が容易になったほか、財務会計規則の検討・業務フロー作成に関するアドバイスも的確でした。その結果、都市鉄道運営会社の設立という大きな成果を残すことができました。
今後もパートナーシップを継続しながら、ハノイ市における都市鉄道のさらなる発展をともに実現させたいと思います。
東京地下鉄株式会社
国際業務部 課長
坂井 直史 様