気候変動などによる災害環境リスクの高まりにより、世界中で自然災害の発生件数が増加してい
ます。そうした背景の中、世界のさまざまな地域において自然災害対策の関心が高まっており、災害被害の減少に向けた取り組みが国際的な課題となっています。
気候変動などによる災害環境リスクの高まりにより、世界中で自然災害の発生件数が増加してい
ます。そうした背景の中、世界のさまざまな地域において自然災害対策の関心が高まっており、災害被害の減少に向けた取り組みが国際的な課題となっています。
2000年以降の世界の災害被害
被災額1.7兆米ドル
被災者数29億人
死者数120万人
UNISDR(国連国際防災戦略事務局)公表データより抜粋
総務省及びパートナー企業の要請を受け、日本製ICTリソースユニット※2の海外展開を支援。2016年8月より、本ユニットの導入可能性の高い国の選定、現地ニーズの調査、戦略的提案のサポートなどを実施してきました。
アビームコンサルティングの取り組みにより、現在、インド、タイ、フィリピンを対象に本ユニットの導入提案が行われています。本ユニットが各国に導入されることで、被災現場での即時通信回復が可能になり、災害直後の人命救助に大きく貢献します。
災害対策の支援をはじめ、ICTを用いて国際協力の追い風に
プロジェクトリーダーとして、パートナー企業のご協力の下、全体のマネジメント業務や、現地ニーズの調査、資料作成などを担当しました。こうした案件を通じて、途上国の災害対策の強化に貢献できることにやりがいと誇りを感じています。
また、従来の日本のODAの多くがインフラ建設案件という状況の中、本案件の成功により、日本の質の高いICT技術を用いた国際協力の活性化に向けて追い風を吹かせることができると考えています。
今後も同分野の第一線で活躍できるよう、尽力していきます。
産業インフラ
ビジネスユニット
伊藤 孝祥