インドネシアはバリなど観光のイメージがある一方、地震、津波や火山など多くの自然災害が発生している国でもあります。現地政府は防災能力の強化を行っていますが、教育不足による市民の防災意識の低さや災害情報の伝達がうまくいかないことによる被害の悪化など、多くの課題があります。
アビームコンサルティングは、2019年度に独立行政法人国際協力機構(JICA)の委託事業としてアールシーソリューション株式会社が実施した「インドネシア国 防災情報提供サービス事業の基礎調査」に参画し、市民や顧客の安全管理が必要な公的機関や民間企業に対し、同社の「防災クラウド※」の紹介や、現地ニーズに関する市場調査を実施させていただきました。
その結果、インドネシアにおいても「防災クラウド」によるタイムリーな防災・災害情報の配信には、多くの需要があることが確認でき、具体的な実証実験についても協議を進めることができました。