日本では、製作委員会方式をはじめとする独自のビジネスモデルのもと、多くの世界的IP(キャラクターやゲームの版権・著作権)が生み出されてきた。漫画、アニメ、映画、ゲーム、キャラクターなどの多様なジャンルで独創的かつ高品質なIPを生み出せることは、これまでの日本の産業構造やクリエイターを育てるノウハウがあってこそだと考える。
一方で、グローバル競争の激化、顧客接点の多様化、AIの進展により、ヒット作品を継続的な事業価値へとつなげる難易度は高まっている。アビームコンサルティングでは、クライアントの支援を通じて、日本発IPは高い潜在力を持ちながらも、権利の分散、データ活用の不足、全体最適を担うマネジメント機能の不在により、その価値を十分に収益化できていないと捉えている。
本インサイトでは、日本のIP業界の構造課題を整理したうえで、IP価値最大化に向けたマネジメントの方向性を提示する。