資本市場から資本効率を重視した経営が求められる中、ROIC(投下資本利益率)は企業経営における重要な指標となっている。
インサイト「ROIC向上を通じた経営変革の実現:経営目標と現場活動の連動(前編)」では、ROIC向上に向けた経営管理を現場に浸透させることに苦労している日本企業が多く、経営目標と現場活動の連動が弱いことや、部門間で揃えるべきルールや業務プロセスの非標準化、分析に必要なデータの未整備が壁となっていることを言及してきた。さらに、事業の多角化や海外売上比率の増加を背景に日本企業の経営管理が複雑化し、コーポレート機能の強化が重要視される中、戦略とオペレーションの連動を強化する上でSCM(サプライチェーンマネジメント)は重要な役割を担う。しかしながら、SCMを経営手法として認識しROIC向上を実現する重要な要素であると考えている経営層はまだまだ少ないのが現状である。
本インサイトでは当社クライアントの事例を踏まえながら、企業価値向上に向けSCMの観点から企業が取り組むべき経営管理における施策について提言を行う。